みやぎブログ

演劇・戯れ・政治

2008-01-01から1年間の記事一覧

国が通行妨害で8歳の子を名指し仮処分申請

ひどいもんだねぇ。政府は沖縄の米軍基地を維持・新設するためなら、なんでもやる。8歳の子まで名指しして裁判所に引っ張り出し、通行妨害禁止の仮処分申し立てをする。 そのことへの当事者や心ある人々の猛反発をみると、すぐさま8歳の子だけは取り下げる…

金武町伊芸区で米軍流弾が民間地直撃か

米軍の都市型ゲリラ訓練施設の建設で揉めに揉めた伊芸区。安全対策は万全としていた米軍及び日本国政府。 県道104号線を封鎖して米軍の実弾射撃訓練が実施されていたキャンプ・ハンセン(現在は全国五箇所の自衛隊演習場に分散移転され、訓練内容は激化し…

ミラマー基地で戦闘機が住宅地に墜落

アメリカで、戦闘機の墜落事故。映画『トップガン』の舞台になったミラマー基地(現在は海兵隊が使用しているようだ)。住宅地に海兵隊の戦闘機(Super Hornet)が突っ込み、パイロットは脱出。住宅3軒が炎上。民間人二人三人死亡、三人一人行方不明。8日昼…

釈然としない沖縄県の行為(泡瀬干潟問題)

県議会は初日こそ空転したようだが、仲井真知事の説明を受けて落ち着いたのだろうか。釈然としないモヤモヤをメモしてここに置いておく。 前のエントリでも紹介した新聞記事だが、気になるので魚拓を取得しておいた。 [E:clip]県と沖縄市、控訴決定 泡瀬埋め…

沖縄市・沖縄県、泡瀬で控訴

東門美津子沖縄市長は、泡瀬干潟の埋め立て訴訟で控訴することを決定した。市長選における支持母体であった社民・共産・社大などの控訴反対を受けての決断である。政治的には、死んだといっていいだろう。醜態である。 しかし、市議会も圧倒的多数が控訴支持…

琉球新報/書評(2)&新基地と泡瀬情報

本日の琉球新報朝刊の読書面に、宮城公子氏(沖大准教授)による拙著『沖縄ラプソディ』の書評が掲載されたので、前回に引き続き、記録のためにスクラップしておく。 書評中にも触れられているが、公子さんは1997年の市民投票の活動を共にした同志である。よ…

The Now Habit

気になるニュースがあったので、魚拓を取得しておいた。[E:clip]「普天間」予算先送り/09年度工事政府検討/14年移設は堅持の方針(沖縄タイムス2008.11.22朝刊)魚拓 県「詳細承知しない」/普天間予算先送り/名護市長「沖合移動は堅持」(同上)魚拓続き…

高率補助ダンサー、震撼せよ!

泡瀬干潟埋め立て事業の差し止め訴訟で、那覇地裁は、沖縄県と沖縄市に新たな公金支出の差し止めを命じた。 判決文が手元にないので、詳細についてはわからないが、新聞報道を読む限り、沖縄市の事業(計画)自体が経済的合理性を欠くと判断され、東門美津子…

那覇市長選挙の結果

16日日曜日に、那覇市長選挙の投開票があった。 結果は下記の通り。(画像はすべて琉球新報17日朝刊の切り抜き)▽那覇市長選開票結果(選管最終)70071 翁長雄志 無現3(当選)54966 平良長政 無新1797 屋良朝助 諸派新投票率 53・06%詳…

沖縄タイムス/書評(1)

沖縄タイムスの朝刊の読書面に、佐藤学(沖縄国際大学教授)氏による『沖縄ラプソディ』の書評が掲載されていたので、記録のためにスクラップしておく。「…本書は、そこからの沖縄の自治の新たな発展の可能性を明瞭に示している。「地方自治の本旨」は足元に…

沖縄の新聞から(名護の憂鬱)

名護市を離れてもう一年近くなる。 おそらく私が住んでいたときより、状況は酷くなりこそすれ良くなっていることはないだろう。 そんなことを昨日今日の琉球新報の連載記事を読んで思った。(画像をクリックすると記事内容は読めるぐらいの大きさのはず) な…

新基地建設の動向(メモ)

月に二回か三回更新するだけのブログになってしまっているが、なかなか書く気が起きずに、無理してマスコミの二番煎じを我流で垂れ流すのに賢明になる必要もないと開き直っている。読者には失礼千万ですまないと思いもするが、致し方ない。こういうバイオリ…

近況報告

なかなか身辺が落ち着かず、エントリをあげることができないまま、10月も終わりを迎えようとしている。蟄居も長くなると、月日の経つのが早く感じる。イレギュラーではいってくる仕事をこなしたり、ライフワークの如く追いかけている調べ物をしたり、料理を…

沖縄ラプソディ

先月なんか、なごなぐ雑記は二回しかエントリをあげきれなかった。(はてなのnagonaguの日記はごちゃごちゃ書き飛ばしていたけど :-) さすがに、活字になるものの最終ゲラの確認などに緊張していたのだった。やっとすべてが終わり、印刷製本も終えて明日に…

茶番国家・沖縄密約文書は不存在

米国の公文書で明らかになっていることも、日本政府としては文書が存在しないとシラを切りとおそうとしている。 このようなことがまかり通り、一部のジャーナリストや研究者・市民が問題視しても、国民的なコンセンサスとしては問題にならない。…この状況は…

転がる石のように

なんか、言い訳から入らなければならないほど、更新が滞っています。すみません。今日は昨晩のことをちょっとお話するのと、近況の報告をしたいと思います。 ガバン・マコーマックさん(豪州在)、ジャパン・フォーカス編集長のマーク・セルダンさん(米国在…

沖縄県知事は植民地官僚

最近は、いろいろ思うところあって、細かいニュースにいちいち反応するのを怠っているが、これは酷い、痛い、情けない、ということでエントリーをあげておく。(自民党TBPにも久しぶりにトラックバックする) 沖縄県知事は、植民地を統治するために原住民の…

逆格差論について(3)

1)1970年代 長い間、沖縄に自治はなかった。 支配者である米軍の高等弁務官が「自治は神話である」と、沖縄の民衆に向かって真理を説いてくれたときもある。現在の在沖米国総領事のケビン・メアなど は、いまだに高等弁務官のつもりなのかもしれない。…

逆格差論について(2)

第一次名護市総合計画・基本構想(「逆格差論」)について考えたいと思い、資料収集と折を見て関係者からの聴き取り(ヒアリング)を行なっている。関心は 四方八方に広がり、手当たり次第材料を集めては眺め、自分の思い込みや動機を修正しながら、ただひと…

逆格差論について(1)

名護市の第一次総合計画・基本構想について、知りえている範囲内のメモ等を「なごなぐ雑記」に置いておく。 1973年に策定された名護市総合計画・基本構想は「名護プラン」とも「逆格差論」とも呼ばれ、その骨太の「地域主義」は内外の注目を浴びた。それらが…

“ギャラリーみんたまあ”一周年

先週末から週中にかけて、久しぶりに名護市・ヤンバルを訪ねた。主たる目的は、大学教員たちでつくる「まちづくり検証研究会」のヒアリング調査。調査対象等を、私がコーディネートさせていただいていたので、二日ほど立ち会ってきた。 ヒアリングは、名護市…

アメリカばんざい

東京近郊にお住まいの方へお知らせ。 今日(土曜日)から、東中野の「ポレポレ東中野」で公開されている映画、『アメリカばんざい』(オフィシャルサイト)は必見だと思う。 観てもいないので、所感をごちゃごちゃ綴ることは控えますが、観た人は感想を聞か…

沖縄県議会、新基地反対決議

去った選挙で野党が多数になった沖縄県議会。名護市への新基地建設問題についても、大きな動きが出てきた。下記は、地元紙の昨日(16日)夕刊の記事。県議会野党、「辺野古」反対で決議案琉球新報・2008年7月16日 新基地反対決議を提出/県議会野党会派沖縄…

米国とイラク、駐留米軍の長期的な地位協定締結を断念

少し気になった記事。イラクの現政権は、米国からカルト的なまでの新自由主義的経済政策を押し付けられていたはず。地位協定が結ばれなければ、米軍は撤退を余儀なくされるのだろうか。米国が簡単に引き下がるはずはない。イラクの今後の経済政策や様々な動…

在沖米総領事館に火炎瓶

米総領事館に火炎瓶が投げ込まれたらしい。下記は共同通信の記事。 14日午前1時15分ごろ、沖縄県浦添市当山の米国総領事館に火炎瓶が投げ込まれ炎が上がっていると、近くの駐車場にいた人から110番があった。 浦添署が調べたところ、火炎瓶は道路か…

ヘリ輸送終了に関する手紙(追記あり)

前回の「ヘリ輸送終了」の記事に関連して、本日未明にアメリカ在住の方からサイドバーのメールフォームを使用してメールをいただいた。米国/米軍の動向を知る上でも有益な情報ですので、紹介します。 [E:mail][ 件名]"yusou kanryou " no kiji ni kanshite[…

ヘリ輸送終了

ギャラクシーが、普天間飛行場のCH53D型ヘリを空輸していることについては、下記の記事で紹介した。沖縄は夏2008年6月20日 (金)ギャラクシーが普天間に来ているときに、嘉数高台まで散歩して基地を眺めに行った。そのときも、複数名の方々が立派なカメ…

続・沖縄は軍事植民地

(昨日の報道の続き) じっくり考察したり情報収集する余裕もないので、新聞の続報と気になっていることについてメモしておく。 [E:clip] 可能性排除せず 外務省、他国軍の基地使用で (琉球新報2008年7月2日)魚拓 上記の記事にある外務省のコメント 在日米…

確定!沖縄は軍事植民地(追記あり)

在沖海兵隊の北部演習場で、自衛隊を含む米国以外の軍隊(日本・ドイツ・イスラエル・オランダ)が訓練地として使用する計画があるらしい。イスラエル、独、オランダ軍 北部訓練場で演習検討(琉球新報2008.7.1朝刊)魚拓沖縄に駐留している米軍だけでなく、…

「沖縄戦の悲惨さ」について

ときどきコメントをいただく、“「猫の教室」平和のために小さな声を集めよう”の眠り猫さんが、沖縄戦に関するエントリーをあげられた。沖縄戦の悲惨さと、沖縄県民への差別意識の存在(2008年06月25日)いくつか気になる記述があったので、コメントしようと…