みやぎブログ

演劇・戯れ・政治

2009-01-01から1年間の記事一覧

政治の貧困

民主党の小沢幹事長が普天間移設先として下地島空港を提起したらしい(毎日新聞2009年12月30日)。さらに普天間継続使用で訓練だけ伊江島・下地島という案も浮上しているらしい(朝日新聞2009年12月31日)。日本人の政治は海兵隊を沖縄に隔離しておくことし…

つまらん「後継」争いなど、酒を飲みながら小ばかにしてるだろう

我が家は琉球新報を購読しているので、日頃はネットでしか沖縄タイムスを読むことはない。友人からメールで12月27日のタイムス社会面が名護市の特集をしていることを知らされた。タイトルは『岸本前市長 移設受入れ表明10年』である。ネットでも一部は読める…

笑止、骨の髄まで基地誘致派でしかないヨシカズ名護市長が市民党

2002年1月22日午後9時46分。岸本建男前市長と初当選した島袋吉和が握手していたとき、私は市内某所で泣いていた。建男さんはこの基地建設問題に殺されたようなものだ。あの選挙で基地問題を終わらせたいと私は建男さんの対岸で必死だったが、人々の思惑が…

お知らせ:26日はシュワブ前でピースキャンドル

あさって、26日に名護市辺野古/キャンプシュワブの前でピースキャンドルが行なわれます。友人から素敵なチラシの画像が送られてきました。 新聞紙面でも紹介されているので、詳しくは下記をごらんください。 [E:clip]「基地反対」思いともして シュワブ前ゲ…

名護市長選挙で問われているのは、島袋吉和氏の「合意」である

おそらく、名護市長選挙で現職が当選しない限り、名護市辺野古への新基地建設は消えたといってもいいのだろう。(米国は簡単には諦めない。私の願望が判断を誤らせている可能性大。)1996年のSACO合意から13年、市民投票から12年が過ぎた。思えば、1997…

名護市長選告示まで1ヵ月 基地誘引現職市長の発言

今朝の琉球新報朝刊に名護市長選挙の予定候補者二人の発言が出ていた。ウェブに載らないかもと思い切り抜きしたが、さきほどみたらネット上にあったので紹介しておく。[E:clip]名護市長選告示まで1ヵ月 立候補予定者に聞く(琉球新報2009.1217)突っ込みど…

断ち切れ「心の呪縛」 【追記あり】

左の画像は本日の琉球新報7面に掲載されていた共同通信配信の記事。 共同通信編集委員・石山永一郎氏の署名入りの評論記事だが、全国の地方紙で扱われているところも多くはないだろうから、ぜひ紹介したいと思いスクラップした。 沖縄の新聞で各政党支部や…

政府方針決定・普天間結論先送り【追記あり】

【追記】22:02辺野古以外の地域模索/鳩山首相明言(時事通信2009/12/15-21:01)鳩山首相が15日夕、「辺野古ではない地域を模索し、決めるという状況を何としてもつくり上げていきたい」と明言した。歓迎する。辺野古がベストという米側の言が、どれほど根拠…

続・環境破壊問題としての新基地建設

本日、下記のニュースに接した。米環境保護団体がオバマ大統領に辺野古基地建設中止を要請−JanJanニュース(2009/12/12)2009年12月8日付けで、アメリカの環境団体が連盟で政府に対して沖縄・辺野古新基地建設の中止を要請した。"We urge you to direct the…

環境破壊問題としての新基地建設(追記あり)

アメリカ合衆国大統領は、沖縄へ造ろうとしている海兵隊の新しい基地の海域が、どういう場所だか知っているのだろうか。この沿岸域を破壊する行為が、アメリカ国内における大統領の支持集団である環境NGOからどのような反発を受けることになるか、大統領…

On the Problem of Construction of a New Base in Nago City and the Citizens’ Response as Shown in Elections

【Note】The Nago Plebiscite of 1997 decided against construction of a new base. However, under pressure from the government pushing for construction of a new base, a city government and mayor favoring “conditional acceptance” were elected …

岡田外相対話集会で激白。海兵隊がグアム行って空っぽになっても普天間は、新基地建設なければ返さない。えっ?

先週末から昨日にかけて、ある「会議」に参加するため二泊三日で名護市にいた。岡田外相が名護市に来たり状況がドラスティックに動き続ける中での「会議」だったが、そのような状況とは決して無縁ではないテーマをめぐって、韓国や日本、沖縄の研究者や活動…

怒髪天を突く-市民的不服従有理

2009/11/30 15:25、テルヤ寛徳衆院議員が自身のブログに書く(容易ならざる事態の進行)。 「12月7日にも政府方針が決定される、との情報を得た」 本日の新聞報道等をみるとテルヤ寛徳議員は、社民党の党首選に名前があがったり、様々な動きをなされているが…

えっ、普天間の海兵隊ヘリ部隊がグアム移転するんだったら、県内移設って必要ないんぢゃない?

先週木曜日(11月26日)、衆議院第二議員会館で伊波洋一・宜野湾市長は、連立政権与党国会議員に対して驚くべき内容の説明を行った。「普天間基地のグァム移転の可能性について」_平成21年11月26日詳細は、宜野湾市役所のオフィシャルホームページにある上記…

全国のそして全世界の友人へ贈る(その2)

「普天間代替」という名の新基地建設を、「沖縄」の問題だと思い込んでいる人々が大勢いるような気がする。これは日本国の沖縄差別としか言いようがない実態・現実の問題である。事実だけ指摘しておきたい。 - [E:one]沖縄戦 1944年3月、アジア・太平洋戦争…

全国のそして全世界の友人へ贈る

吹き渡る風の音に 耳を傾けよ権力に抗し 復帰をなし遂げた 大衆の乾杯の声だ打ち寄せる 波濤の響きを聞け戦争を拒み平和と人間解放を闘う大衆の雄叫びだ鉄の暴風やみ平和のおとずれを信じた沖縄県民は米軍占領に引き続き 一九五二年四月二八日サンフランシス…

憤怒の河を渡る

怒ってる。とても、悲しくて、とても切なくて、とても怒ってる。 下記は昨日今日の私の“はてなブックマーク”[E:sharp]「県外移転で気持ち一つに」 05年当時岡田外相、あの言葉は今いずこ - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域のニュース nagonagu 政権についた途…

寓話・FUTENMAの行方【追記あり】

戦争があった。敗れた。占領された。国のあり方を変えた。占領者の指導を得て、平和主義で国民主権の民主主義国家になった。しかし、国際社会に国家として認めてもらうときに、地上戦があった「島」を割譲し占領者の軍隊に統治させた。占領者は、戦争中に「…

岡田外相は沖縄県民を恫喝するために来沖したのか?【追記あり】

先週、アメリカのオバマ大統領が来日した。「基本は守るべきだ」という言葉が出たらしい。いかなる「基本」なのか、デモクラシーであれば新基地建設について名護市は1997年に有権者による市民投票を行い、基地建設反対多数で決している。アメリカの基本的姿…

オバマ対鳩山・2009沖縄をめぐる闘い/ガヴァン・マコーマック

11日のエントリで【追記】してお知らせしていた、琉球新報(2009年11月11日朝刊21面)掲載のガヴァン・マコーマック氏の原稿です。新報のウェブ版にはないので、紙面からテキスト化したデータをここに置きます。プロフィールも新報掲載のものです。 GAVA…

速報・名護市長が、基地誘致否定の弁明記者会見【追記あり】

【追記】名護市発行の公式な文書を確認して、タイトルが不適切だったと思い直し、「県外移設容認の記者会見」から「基地誘致否定の弁明記者会見」へと変更した。(11.13.09:19) 名護市長がお昼前に市役所で記者会見した。[E:clip]名護市長、普天間県外移設…

オバマ来日!琉球新報が特別企画(英字新聞化)で基地問題を訴えるGJ

昨日から琉球新報に「オバマ大統領来日特集」という英語のページがある。昨日の朝は寝ぼけながら、突然の英字新聞にびっくりしてしまったが、とてもいい企画だと思う。ウェブ版でも記事がみれるので、英語を解する人は読んでください。

名護市の「自治」回復への道。--The Lord of the Autonomy

今朝の琉球新報朝刊三面に、左画像の記事が出ていた。名護市長選における二人の新人予定候補の関係者間では、新基地建設問題という大きなイシューを前にして、大同団結への努力が続けられている。心より敬意を表する。 記事から予定候補両者の言い分を抜き出…

週刊金曜日死す。名護市長選についてトンデモ陰謀論ルポ。

一昨日の「県民大会」に参加したみなさんはご苦労様でした。全国で連帯する行動をなされた方々もお疲れ様です。なんど集えばと思いもするが、なんどでも立ち上がらなければと思います。 ところで、名護市の大西さんのブログ「宝の海」で知ったのだが、最新(…

明日(11・8)は県民大会

名護市から宜野湾市に移り住んで、二年になろうとしている。ほんとうに普天間飛行場は異常。民間だろうと軍用だろうと空港の近くに住んでいる人は、どこも同じようなものだと知らない人は思うかもしれない。海兵隊のオンボロヘリが、訓練のために街の上空を…

市民投票と市長選挙と名護市で

新聞記事の中の住民や政治家の言葉、事実の一断面の記述、私たちは何気なく読んでいる。名護市長選挙に関する新聞記事のなかには、1997年の市民投票に関するおはなしがよく出てくる。「市民は賛否に二分され、親きょうだいまでいがみ合う姿」(朝日2009年10…

鵺の歌声―名護市の移設受け入れ撤回→全面否定について

コメント欄で書いた事柄を、少し整形してこちらに再掲。 日曜日に読売が名護市幹部からの取材をもとにした記事を掲載した。曰く、『普天間移設受け入れ、名護市が撤回を検討』で、2日に開かれる同市幹部会で意見を集約するである。 http://www.yomiuri.co.j…

名護市長選挙についてのメモ(6)

上は昨日(30日)の沖縄タイムス朝刊2面の記事。二日連続で似たような記事だが、昨日は市議の大城氏、この記事では県議の玉城氏のコメントが出ている。 玉城県議のコメントをみると、稲嶺氏は「辺野古に基地を造らせないという基本的な方針」を掲げているよ…

名護市長選挙についてのメモ(5)

名護市議会の革新系市議と県議が、稲嶺氏支持を表明したらしい。沖縄タイムスをとっていないので、まだみていないが本日(30日)の朝刊にも、玉城義和県議のその旨の談話が出ているという。下記は、29日のタイムス朝刊2面の記事。 重要なことなので、30日の…

名護市長選挙についてのメモ(4)

名護在住の知人が言うには、市長選に第四の立候補者の噂があるらしい。その方は県議になりたがったりいろいろしてきた方なので、毎度のことだから実際には動かないだろうと言っておいた。保革左右を問わず、権威主義権力志向の俗物はいる。 三つ巴になって、…