みやぎブログ

演劇・戯れ・政治

2012-01-01から1年間の記事一覧

友よ

photo:yuri.kitano.77 1997年に「大事なことは市民みんなで決めよう」と名護市民投票を行ない、それまでアクチュアルな政治に深入りする気などさらさらなかったのに、投票結果と違う意思決定を市長が行なうものだから深みはまってここまで来てしまった。 201…

「普天間飛行場の辺野古移設を断念し県内移設なき即時返還を求める(要望)」

12月25日、退任する森本防衛大臣が閣議後の記者会見で、普天間基地の辺野古移設について「軍事的には沖縄でなくても良いが、政治的に考えると、沖縄がつまり最適の地域である」と発言した。⇒防衛省・自衛隊:大臣会見概要 その発言を受けて、宜野湾市選出の…

パレードがゆく。人々の波は絶えずして。

今年は年末年始の県庁からはじまり、いろんなことがあった。 ほんとうにいろんなことがあったが、締めくくりに、パレードがあった。 ■ 年末年始の県庁行動は、平和運動センターや既存の運動体ではなく、市民有志によって主体的になされた行動であった。もち…

安倍総裁の「辺野古移設」方針について

自民党の安倍総裁が「辺野古移設」を進める方針に言及した。 -毎日新聞 12月21日(金)19時55分配信 自民党の安倍晋三総裁は21日、山口県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題について「基本的には(名護市)辺野古に移設して いく…

12.23 御万人大行動(うまんちゅパレード)

↓私の脳内で流れてるテーマソング。 YouTube: ヒヤミカチ節ー登川誠仁

辺野古アセスの最終である「補正評価書」について

■ 2012年12月18日。沖縄防衛局はまたしても姑息に、環境影響評価に係る膨大な書類を沖縄県庁に不意打ちで運び入れ逃げていった。―ー姑息、不意打ち、逃げていった。搬入5分前に突然連絡し、職員20名でさっさと運び入れる行為はそう呼ぶしかない。沖縄防衛局…

総選挙の沖縄選挙結果について雑感

2012.12.16.衆院選があった。沖縄の選挙区の結果は、自民が三つの選挙区を取り戻し、社民が一つの選挙区を死守した。名護市辺野古への新基地建設に反対し続け、政府の壁の厚さにうんざりし、政権交代に期待し裏切られ、どたばたして今日に至るだが、これから…

盗人猛々しい普天間基地と、恭順の意を示す宜野湾市長と

画像は、2012年9月29日、普天間基地全ゲートが封鎖された際の「市民広場」のゲート。民衆が車両で封鎖後、米兵がゲートを開けようとしもみあいになったときのシーンである。(普天間3ゲート、車で封鎖 米兵、市民引っ張る - 琉球新報 - 沖縄の新聞、地域の…

野嵩ゲートの拳銃

毎朝、大山ゲート前での行動をなされている宮里洋子さんから写真が届いた。洋子さんが久しぶりに行った野嵩ゲート前での朝のスナップである。ゲート警備に従事している警察官が腰に拳銃を携帯している。警察官は宜野湾署の署員だという。 ■ 現在、普天間基地…

『普天間を封鎖した4日間』

本の紹介です。下記は出版社のサイトからのコピペ 〓普天間を封鎖した4日間2012年9月27日~30日宮城康博・屋良朝博 著●四六判 112頁●2012年12月1日発行●本体価格1100円●ISBN 978-4-87498-498-7 沖縄中の“怒り”をよそに、10月1日、沖縄に強行配備されたオス…

普天間をとりもどすために

9.30以降、これからどのように非暴力直接行動で普天間返還を成し遂げるかディスカッションを続けていたメンバーで「オキュパイ普天間」を結成した。立ち上げ時のメンバーは四人。友人の平良夏芽。ブログ「辺野古浜通信」や諸々の活動をやっている仲渡尚史。…

諸般の報告2012.11.14

諸般の報告 普天間基地・野嵩ゲート前に掲げられていた「警告看板」は、昨日(13日)米兵により撤去された。ブログやFBなどで問題視されていた事柄を受けて、昨日(沖縄タイムス)今日(琉球新報)と新聞報道が相次ぎ、国会でも照屋寛徳衆院議員が取り上げる…

INTERNAL SECURITY ACT OF 1950―冷戦の遺物との対峙

2012年9月27日の野嵩ゲート封鎖から始まり、28日の大山ゲート。そして29日、沖縄を直撃する大型台風のさなかに普天間基地の全ゲートが民衆により封鎖された。29日から30日まで、1945年沖縄戦時に米軍が民衆を収容所に閉じ込めている間に土地を強奪して造っ…

強奪基地『普天間』を撤去返還せよ(2)

国際法に違反し沖縄の住民から私有財産を略奪し造った基地を、まるで現品供給させて対価を払いましたよと国際法(ハーグ陸戦法規)を根拠に「第一次接収」を正当化する盗人猛々しい米軍。 講和条約発効後は米軍が一方的に出す布告・布令で土地を取り上げてい…

強奪基地『普天間』を撤去返還せよ(1)

宜野湾市役所ホームページより転載 ー Wikipediaの「普天間飛行場」で信じられない説明がなされている。―基地の周りに住宅地が密集している状況については、二つの側面がある。ひとつは、普天間基地の周辺は沖縄戦での激戦地区で、戦後は、日米両軍の不発弾…

「解決策は基地撤去」

PHOTO:仲渡 尚史 「野嵩ゲート前」2012.10.19 集中しよう。今回の事件を受けて米軍は夜間外出制限という常套手段としかいえない措置を講じてきた。23時から翌朝5時までの禁止措置にどれほどの効果があるかは疑わしいどころか、総員命令が出ている期間はさす…

普天間を閉鎖撤去させ土地を返してもらう

- 断固として米軍を叩き出すべき。犯罪や不幸を利用してではない、それを未然に防ぎたく懸命に抗議し主張しているにも関わらず、無視されオスプレイ配備強行までされて、文句を言いつつ現状を受け入れていることで我々は係る状況を補完することを徹底して拒…

故郷から10000光年

──離脱! 恐怖! 彼は突きとばされ、取り残された──ありえない境に落ちこみ、わけもわからぬままに捨てられた、二度と想像すべくもないメカニズムの想像を絶する崩壊によって、場違いといえばあまりにも場違いなところに迷いこんだ男──途方に暮れ、打ちのめ…

見えない鎖でぐるぐる巻いて全部さよなら

— — 「座り込みは排除されたけど、基地の周りは見えない鎖でつながれたようだ。」 — — 「人々の笑顔があふれていた沖縄は『閉鎖された島』になってしまった」米軍普天間飛行場のゲート前で、オスプレイの配備に反対する市民らの抗議行動を目にした米海兵隊員…

沖縄の全基地閉鎖へ!—Al la fermo de la usonaj militaj bazoj en Okinawa

写真:宮里洋子 オスプレイ強行配備への沖縄の抵抗は創造され継続されている。9.30普天間基地の全ゲートが民衆により封鎖された。日本政府は国家権力が独占する暴力装置を使い、民衆を排除しゲート封鎖を抉じ開けた。ゲート封鎖を破られた民衆は、国家の剥き…

「野嵩ゲットー」を弾劾しオスプレイに留保なき拒否を

米海兵隊普天間航空基地、野嵩ゲート、9月30日。私たちは沖縄県警機動隊によって有無を言わさず拘束され隔離され監禁された。私たちとは誰か、MV22オスプレイの沖縄への強行配備に反対する私たちである。沖縄の全自治体議会が反対決議/意見書を可決し、新…

0928-30普天間飛行場大山ゲート&野嵩ゲート

今日は10月1日。岩国基地から飛び立ったオスプレイは、午前11時過ぎに次々と普天間基地に着陸した。これからを考えるためにも、ここ数日を簡単に振り返っておく。 0928/大山ゲート 朝8時半頃、相方の運転する車で子どもを保育所に送りながら、そのまま私は…

0927普天間飛行場野嵩ゲート完全封鎖!

もう酒が入ってるので、簡単な報告のメモだけ記しておく。(画像はクリックすると大きいのが別窓で開きます) 11時過ぎに所用を済ませて、普天間飛行場の野嵩ゲートに向かった。私が到着した時には、すでに民衆が座り込み、それを取り囲む県警、その外側に基…

オスプレイ拒否へ、沖縄が総力で動き出す朝

とりあえず情報をシェア----------------------------------------------------- みなさま 緊急の集会案内です。 県民大会で示した県民の声、思いが一切なかったかのように、オスプレーの配備が日米両政府から強行されようとしています。 県民大会実行委員会…

すべての在沖米軍基地の即時閉鎖へ

沖縄県知事のみならず、県議会及び全市町村首長と議会がオスプレイ配備に反対している現状で、日本政府が勝手に「安全宣言」して普天間へオスプレイが飛来し配備されるのは【強行】以外の何ものでもない。 「事故が起きたら」そうならざる得ないなどニュアン…

「古いCH46ヘリの使用を容認する方が問題」というつまらん問題について

どこかでこのような物言いに誘導されたマジョリティの言い分や、世論モドキに抗しなければならない場面があるかもしれない。難儀なことだが、そのときのためにメモだけ記しておく。 ---------------------「長い目でみれば、(現在配備中の)CH46ヘリの安全…

9.9沖縄県民大会以後についての私見

更新を止めていた間に、あっちこっちに散らかしていた断片(比較的まとまっているもの)を拾い集めて放り込んでいる。なかなかイマに追いつかないが、だからなんだというレベルのことで不都合もなにもない。ぼちぼちとやっていく。 〓 オスプレイ配備に反対…

漂流こそ希望(沖縄の施政権が日本国に返還され40年)

下記は「うるまネシア」(第14号/2012年5月15日)の特集(それぞれの「復帰40年」)に寄稿した文章。今年の始めに書いたような気がする。大勢の方の「復帰40年」に関する論考が掲載されている。私は、いまだすべての論考に目を通せていない。 〓 漂流こそ…

ヤスヒロ敬白

⇒最新記事へ「なごなぐ雑記」は、沖縄県名護市における1997年以来の新基地建設問題に端を発して、荒波の渦中で市会議員をしていた宮城康博が2005年から始めたブログです。2006年に市議会選挙を落選し2007年末に名護市を離れた後も、しばらくは同問題について…

名護市における新基地建設問題の現在について雑感

下記は8月11日に記しFBに置いていたノート。オスプレイの普天間強行配備を目前にしつつ、大きな抵抗と衝突、混乱、様々な事態が考えられるが、その向こうに「であるから代替施設=辺野古新基地を急ぐ」という政府の行為がみえる。どこまでも沖縄を蹂躙する…