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安倍総裁の「辺野古移設」方針について

自民党の安倍総裁が「辺野古移設」を進める方針に言及した。

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毎日新聞 12月21日(金)19時55分配信

自民党安倍晋三総裁は21日、山口県庁で記者会見し、米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題について「基本的には(名護市辺野古に移設して いく方向で地元の理解を得るために努力していきたい」と述べた。自民党政権時代に米国と合意した辺野古への県内移設を進める考えを衆院選後初めて示した。 一方、原発新設を認めないとした民主党政権の方針は、もう一度見直す考えを明らかにした。

普天間移設の問題の見通しが立たないうちに、米軍厚木基地(神奈川県)から米軍岩国基地への空母艦載機移転は認められないという山口県の方針について安倍総裁は「全体のパッケージが動いていなければ受け入れるのはどうかという気持ちになるのは当然」と、理解を示した。

中国電力広島市)が同県上関町に計画している上関原発建設の是非については直接の言及を避け、原発新設について「民主党政権が(原発新設を認めないと)決めたことは決めたこととして、もう一度見直していきたい」と述べた。【尾村洋介】

   

地元の理解など得られないことは、この間の沖縄側からの発信(超党派での県民大会や諸々)で知るべきなのに、まるでそのような沖縄側のメッセージは何一つ届いていないように振る舞う。沖縄の人間はまるで透明人間で、その行為は認知されない空である。

それだけでも、沖縄の民意や民意を背景にした政治的情勢を無視する酷い行為だが、さらに輪をかけて酷さを深くするのは、この発言が政治家としての自身の地元である山口でなされ、山口県の方針については理解を示していることである。

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普天間移設の問題の見通しが立たないうちに、米軍厚木基地(神奈川県)から米軍岩国基地への空母艦載機移転は認められないという山口県の方針について安倍総裁は「全体のパッケージが動いていなければ受け入れるのはどうかという気持ちになるのは当然」と、理解を示した。
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厚木基地の空母艦載機の岩国移転と普天間辺野古移設が、どのように結びつくというのか。言及されてる「パッケージ」論は、厳しい財政事情の中でグアム移転を進めるために米国側が切り離し終わって久しい。

山口県知事と安倍総裁は、艦載機の岩国移転に無理矢理こじつけ、グルになって辺野古移設を沖縄に迫っているだけである。

理路のみえない山口県の方針には理解を示し、沖縄側が15年の長い年月を経て超党派で決意し立ち上がっている事態は一顧だにしない。

これは明確な「差別」意識のなせる行為でしかない。

沖縄の新聞各紙は、安倍総裁の「辺野古移設」発言をとりあげ、沖縄の自民党関係者や総選挙で当選した議員たちも一同に憤りや困惑を示している。だれひとり、そうですね理解しましょうとする者はいない。

当然である。沖縄の自民党とて、総選挙で「県外移設」を公約に当選してきたのだ、すぐさま「はいそうですか」と言える環境はどこにもない。

自民党の今回の総選挙における政権公約にはこうある。

在日米軍再編を進める中で、抑止力の維持を図るとともに、沖縄をはじめとする地元の負担軽減を実現します」

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在日米軍再編=普天間辺野古移設だが、それでは「地元の負担軽減」にはならないという主張が自民党県連であり、今後はそこを巡って議論がなされるだろう。

石破(幹事長なのかな?)は「(県連と)ゴールは同じ」と述べているが、それは、普天間の将来的な県外移設をゴールとし、緊急性の高い危険性を除去するためのステップとし辺野古移設をというレトリックである。

このレトリックを通用させるには、辺野古に造る新基地をステップだとのたまえる傲岸さが必要だが、そこが政治の要諦。政府/自民党はその論でゴリ押ししてくるだろう。

辺野古への新基地建設は単なる普天間代替でないことを明確に指摘し「負担軽減」論の欺瞞を暴き、「抑止力」論にしても沖縄である必要は(日本側の)政治的な理由だと米政府高官の発言もあり、その政治的な理由=差別である旨をはっきりさせるべきである。

2014年1月の名護市長選挙の結果を得て(地元の理解を判断する)などというのは、愚の骨頂である。15年も経ている、これ以上、ひとつの地方自治体に政治的な圧力をかけ続けるべきではない。

私はオール沖縄という言葉に懐疑的だが、「県外移設」を掲げて当選した自民党議員や支持者たちには、本気になって「県外移設」を目指してほしい。その共同戦線に集うウチナンチュや主体は大勢いる。


沖縄の自民党のみなさん。「県外移設」を公約した4人全員当選おめでとうざいます。しかし自民党総裁は「辺野古移設」を明言。みなさんの公約は国会始動前に、みなさんの代表に引っくり返されました。みなさんは県民に「嘘」を公約してた?ここまで県民がウシェーラレて、あなたたち責任重大ですよ。
posted at 14:45:33

沖縄の自民党のみなさん。「県外移設」の公約が票を獲るためだけの「嘘」でないことを証明するには、4人全員が離党か辞職の覚悟を持って政府/自民党に迫るしかありません。それほどには主権者の一票一票は重い。そうしなければ、これから先も、沖縄は日本政府に差別され続けます。がんばって下さい。
posted at 15:29:48

私はオール沖縄という言葉に懐疑的だが、「県外移設」を掲げて当選した自民党議員や支持者たちには、本気になって「県外移設」を目指してほしい。

「だまされた」という無責任な言い訳は嫌いだ。そんな言葉を沖縄の自民党支持者の人たちから聞きたくない。かといって、開き直って「最初から無理さぁそんなの」というささくれだった言葉も聞きたくない。デモに参加しなくていい、座り込みにも抗議行動にも参加しなくていい、でも、今度ばかりは本気なんだとみせてほしい、わからせてほしい。

本土から移住してきた人に、沖縄の自民党支持者をバカにされるととても心が痛い。身内をバカにされてるようで切ない。でぃ、ヒヤミカチうきてぃ、シケに知らさ!

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YouTube: ヒヤミカチ節 登川誠仁