宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

「つくる会」と文科省,共謀の仕組み

Kentei_2 昨日(18日)の衆院・沖縄北方特別委員会で、川内博史委員(民主党無所属クラブ)の質問で、教科書検定に政府が明確に関与していたことが明らかになった。

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm

教科書検定には審議会があるから、「文科省の役人も、私も、安倍総理もこのことについては一言も容喙(口出し)できない仕組みで教科書の検定は行われている」とイブキ大臣は言っていたが、そうではなかった。

文科省の職員である教科書調査官が、審議会に調査意見書を提示して、その意見書通りの検定意見が出てきている。さらに、その調査意見書は、初等中等教育局長の決裁を受けている。明らかに文科省の役人が口出しする仕組みであり、文科省は局長決裁まで行い組織的に関与している。

さらに、川内議員の質問時間の最後(25分超過時点)に、その文科省職員である教科書調査官(日本史担当)が、「つくる会」と関係していた人物だったことが明らかになった。

2005年から、「集団自決」をターゲットに“沖縄プロジェクト”を進めてきた「つくる会」。その会と関係していた人物を、教科書検定に決定的影響力を持つ「教科書調査官」にしていた文科省文科省の布村審議官がその事実を国会で認めた。

口出しできる「仕組み」であるだけでなく、口出す内容も偏った歴史認識に誘導しようとしている。フェアな教科書検定のあり方とは到底言えない。
このような「仕組み」に頭隠して尻隠さず状態で逃げ込み、政治家が責任逃れしょうとすることは許されない。イブキ大臣の発言を、明らかになった「仕組み」で言い換えれば

文科省の役人も、私も、安倍総理もこのことについて、用意周到に容喙(口出し)できる仕組みで教科書検定は行われている」

というものである。「集団自決」への日本軍の関与・強制性、それらを歴史教科書から消し去った犯人は、イブキ大臣の列挙した人物に鑑みれば、「文科省の役人」「私(文科相)」「安倍総理」の三者である。このうち文科省の役人は「つくる会」と関係していたのであるから、コトは重大問題である。

「軍命の有無」という議論の余地ある地平をみつけそこに付け入り、「軍の関与・強制性」まで消し去っていこうという傲岸な精神態度には憤りを禁じえない。

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今日は、仕事がまだまだ続く。余裕がないのでここで終わるが、ぜひ読んでいただきたいエントリーをひとつ紹介しておく。

薫のハムニダ日記
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