日米首脳会談
23日に日米首脳会談が行なわれた。各紙が要旨を報じている。
新基地建設問題を含めた在日米軍再編問題については具体的な言及はないが、「今日から長い付き合いになる。その中で一つ一つ解決していこう」(オバマ大統領)ぐらいのレベルでは触れられているようである。
予想されたことであり驚きも落胆もないが、新基地建設は事態が進行しておりあまり悠長なことを言っていられない。【一つ一つ解決】する、これからの展開を注視したい。
7月26日に書いたエントリー(「普天間移設の行方」)で書いたが、新基地建設問題は岡田外相(発言当時は民主党幹事長)がいう「日米関係は64年前の過去を引きずっている」ことの象徴のような出来事である。
自民党政権は、沖縄に基地を集中させる方針を変更し切れなかったし、米国はその日本の政治に付き合い沖縄での既得権益を継続することで満足していた。
これらを変更することは何をもたらすのか、マスコミの言説に散見する「同盟の深化」とはなんなのか。やがてそのことを私たちは知ることになる。