宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

岩国市長選挙について2

岩国の市長選挙が、2月10日に行なわれる。
岩国市では、おそらく一生懸命、選挙のための運動が展開されているだろう。

なにかできることがないかと思案し、岩国の財政問題について大づかみの分析をして、政府に逆らったら「夕張になるぞ論」に反論したいと思っていた。そのために決算カードや必要な資料はネットで収集してあるんだが、いかんせん時間がつくれない。このままだとあきらめないといけないだろう。…う~ん、スコブル残念(涙)。

気になって“とくらブログ”をはじめ、POCHIさんの“A PLACE IN THE SUN”など、山口県在住の方々のブログをときどき回遊している。

“とくらブログ”で、政治評論家の森田実さんが自身のホームページで井原勝介氏の「市民に訴える」(なごなぐで全文紹介)について細かく紹介していることを知った。今日は、井原氏の主張をもう一度紹介する意味でも、森田さんのコメントが入ったその原稿を紹介する。

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2008.1.10(その1)
森田実の言わねばならぬ[22]
平和・自立・調和の日本をつくるために【22】

井原勝介さん(岩国市前市長)の「市民に訴える」を読み、深い共感を感じ、強く感動した――「争点は、米軍再編にあらず、岩国の民主主義と自治を守る戦い」との井原さん主張を支持する

  井原勝介さんが2008(平成20)年1月4日に発表した「市民に訴える」は、岩国市を愛してやまない井原さんの魂の叫びである、と私は感じた。私は感動しつつ読んだ。

 井原さんが第一に訴えていることは、「争点は、米軍再編にあらず、岩国の民主主義と自治を守る戦いである」という点である。たしかにいま問われているのは岩国の民主主義と自治である。
 井原さんは述べている――《私は、国の行政に携わる中で、政官業がもたれあい国民の利益が後回しにされる現実を目の当たりにし、政治を変えたい、市民の 声が大切にされる真の「民主主義」を実現したいという一心で故郷岩国に帰って来ました。……「常に市民とともにある」これが私の原点であり一貫した信念で す。》
 井原勝介さんの「米軍再編」に対する姿勢は非常に柔軟である。

 井原さんは「米軍再編」についてこう述べている――《私は、基地撤去を主張しているわけではなく、これからも基地の安定的運用に協力する姿勢に変わりはありません。》
 井原さんの態度はきわめて穏健であり、常識的であり、地方自治体の首長として公正であり、健全である。
 井原さんはつづけてこう述べている――《しかし、今回の米軍再編に関する国の進め方はあまりにも一方的で、突然の補助金カットや容認を条件とする再編交付金などのアメとムチで市民の意見を抑えつける手法は到底納得できません。》

 この「納得できません」の井原さんの叫びに、私は強く共感する。私だけでなく、井原さんの訴えを知るすべての日本国民が共感するであろう。

 井原さんは「市民に訴える」のなかで「アメとムチで市民の意見を抑えつける手法は到底納得できません」のあとに、次のように述べている ――《しかも、こうした措置があの前代未聞のスキャンダルの渦中にある守屋前防衛事務次官の強引な発想によるものであることが明らかになってきており、今回の米軍再編そのものの正当性にも疑問が生じています。もう一度原点に立ち返って考え直す必要があります。少なくとも、国策だからと「鵜呑み」にするのではなく、言うべきことはきちんと言い、あくまで市民の側に立って主体的に判断すべきです。》

 まさしく、このとおりである。守屋前防衛事務次官が関与した問題は、もう一度原点に立ち返って考え直すのは、国として、政府として当然のことである。政治において国民の信頼が第一である。

 井原さんは言う――《私は、反対・撤回一辺倒で国との話し合いを拒否しているわけではありません。》 《お互いの立場を尊重しながら誠意を持って話し合いを行えば、必ず納得できる解決策を見つけることができるし、そうなれば合意も可能です。》

 井原さんは「中庸の道」を貫いておられる。

 冒頭に紹介した格言(「中庸の徳為(た)るや、其れ至れるかな」)は孔子の言葉である。「どちらにも片寄らない中庸の道は徳目の最高指標である」という意味である。
 井原さんは「中庸の徳」の実践者である。この意味でも井原さんは日本にとって大切な政治家である。最近の政治家には「中庸」の大切さを理解できない者が少なくない。そんななか、井原さんは貴重な政治家である。
 国民の皆さんに訴えます――正義・中庸の士、井原勝介さんを支持しましょう。全国から井原さんを応援しましょう。井原さんの運動に資金カンパしましょう。

 井原さんは「市民に訴える」のなかの「財政その他の課題」において、こう述べている――《財政が厳しいことは事実ですが、昨年策定した「財政健全化計画」に基づき、7年間で、約300人の職員数の削減等の経費の節減を行い、1000億円余りの借金を150億円削減することを目指すなど、必ず建て直します。》
 力強い宣言である。私は、井原さんの強靱な意志と旺盛なる実行力をもってすれば、十分に可能だと信じる。
 さらに井原さんは言う――《国に対しては、あくまで合意に基づき予定通り350億円程度の補助金を交付するよう求めていきます。》
 当然の主張である。政府は、福田内閣は、この井原さんの主張に応ずるべきである。
 井原さんは「周辺地域への対策」においてこう述べている――《高齢化や過疎化に悩む周辺地域に住む人々の想いも、もちろん私にとっては大切な「民意」であり、全市民共通の課題として考えていきます。少しでも問題を解決し豊かな自然と文化に恵まれた周辺地域の魅力を活かすことなくして、岩国市のまちづくりは語れません。》
 岩国市をさらによい田園都市として発展させるためにも、岩国市民の皆さんが井原岩国市政の継続を選択してほしいと切に願う。

 井原さんは「市民に訴える」の最終章「この身を呈して」のなかでこう述べている。
《岩国は大きく動き始めています。基地に過度に依存することなく、苦しくとも自立し、自らの知恵と勇気でまちの未来を切り拓く、市民がまさに主権者としての意識に目覚め、自ら考え、行動するようになりました。 これは時代の大きな流れであり、もはや何人も止めることはできません。古いものが様々なあつれきとなって立ちふさがってきていますが、それを乗り越えたところに、何よりも市民の心が大切にされる品格と誇りのある岩国があり、世界文化遺産への登録を目指している錦帯橋に象徴される歴史と文化、自然豊かなまちがあります。
 いまは、市民が分裂し、相争うときではありません。真に岩国の行末を想うなら、心を一つにするときです。
 私は、あくまで市民を信じて、ともに築いてきた岩国の民主主義と自治を守るため、この身を呈して戦う覚悟です。これは市民の皆さん自身に与えられた試練でもあります。未来のために勇気を持ってともに立ち向かいましょう。》

 心に響く訴えである。心から故郷を愛し、愛し抜いている井原さんだからこそ、これだけのアピールを書くことができるのだと思う。
 岩国市――私は、数回訪問した。すばらしい田園都市である。豊かな自然、そして歴史、歴史が生み出した文化、すぐれた文化遺産。数多くの優秀な人材を生んだ岩国市。私は数回の岩国訪問を通じて岩国ファンになった。この岩国を井原さんの手でさらによい田園都市に発展させてほしい、と切に願っている。
 私は1月12日(土)、13日(日)両日、岩国市を訪ね、いま岩国市で起きていることを取材する予定である。私が見聞したことを全国民に伝えたい。英文インターネットを通じて全世界の人々にも伝えたい。もちろんアメリカ国民にも伝えたい。

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