宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

アベシンゾー「核武装」へ走る!

Semi家の庭に、セミのぬけがらふたつ発見。彼女のつくった菜園の格子にしがみついていた。
ミンミンミンミン、聴こえてくるセミの音に、この二匹がいるかいないかはわからない。けれど、少し親しみがわく。

昨日から今日にかけては、からだを使った作業。暑い中、汗だくになりながらダラダラ動いた。少し腰が痛い。

気になる話題をふたつだけ書いておく。

ひとつが、小池百合子防衛相の核問題への認識。
ひとつが、「集団自決」に係る教科書検定の問題。

「しょうがない」発言で引責辞任した後釜の小池百合子だけど、記者会見では原爆投下について「人類への挑戦」などと勇ましく話したらしい。

でも、彼女は間違いなく「核武装」論者。アベシンゾーは、みんなにバカにされながらも、この件については確信犯でしかない。ヒトラーだって、ドイツではペンキ屋(一色に塗りたがる)と最初は小バカにされていたんだ。私たちは、本気でアベを恐れて、退場させなければならないんじゃないだろうか。

03年11月の衆院選の際に、毎日新聞が候補者に「日本の核武装構想」についてアンケート調査を実施している(11月11日紙上で結果報道)。

「国際情勢によっては検討すべきだ」と答えたのは、アベシンゾーを筆頭に、アソウ外相、そして新防衛相のコイケユリコ、その他諸々である。

日米安全保障条約体制の中で米国と2+2を構成する日本のツートップが、「核武装検討」論者である。

原爆投下「しょうがない」発言で防衛大臣の職を辞した人の後釜に、「核武装検討」論者を据えるというのは、原爆被害については慎重でデリケートな問題(コイケは「言葉を選ぶ」と発言)だが、核武装(=核使用)検討については別問題ということなのだろうか。

「しょうがない」発言は、原爆被害の側面だけで問題にされたのではなく、核兵器そのものの問題ではなかったのか。だから、アベシンゾーだって「我が国は核廃絶に向けてがんばる」と取って返す刀で言い訳にしていたんだろう。

それにもかかわらず、この人事は何だ。おナカマの御用学者や似非評論家らに集団的自衛権の教義ゴッコをやらせたり、解釈改憲憲法にとどめを刺そうとアベシンゾーは核武装へひた走っている。私にはそう思えてならない。…どうでもいい突っ込みかもしれないが、「憲法改正」を争点にすると言ってたんだから、今度の参院選で敗れたら政府与党は「憲法改正憲法制定」をあきらめる?まさか…

新聞記者は、防衛大臣としてのコイケに、「核武装検討」論を改めて問い、考え方を明らかにさせるべきだろう。

詳細は共産党さんの「しんぶん赤旗」の過去記事を参照して
安倍政権の閣僚ら/「核武装検討」 8人/03年アンケート赤旗=06.10.21)

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本日の沖縄タイムスに、座間味村での「集団自決」に関して、新しい証言が掲載されている。以下に、記事へのリンクと、リンクが切れる可能性大なので全文を貼り付けておく。

「軍命受けた」助役明言/妹2人が初めて証言(タイムス=07.07.06)

座間味「集団自決」45年3月25日夜

 沖縄戦時下、座間味村で起きた「集団自決(強制集団死)」で、当時の助役が「軍からの命令で、敵が上陸してきたら玉砕するように言われている」と話していたことが、助役の妹二人の証言で六日までに分かった。当事者が初めて証言した。「集団自決」の軍関与が教科書検定で削除され、軍命の有無をめぐる裁判が進む中、日本軍の軍命を示す新証言として注目される。(編集委員・謝花直美)

 証言したのは「集団自決」で亡くなった当時の座間味村助役の宮里盛秀さんの妹・宮平春子さん(80)=座間味村=と宮村トキ子さん(75)=沖縄市

 座間味島への米軍上陸が目前となった一九四五年三月二十五日夜。春子さんら家族と親族計三十人が避難する座間味集落内の家族壕に、盛秀さんが来た。父・盛永さんに対し「軍からの命令で、敵が上陸してきたら玉砕するよう言われている。間違いなく上陸になる。国の命令だから、潔く一緒に自決しましょう」というのを春子さんが聞いた。午後十一時半に忠魂碑前に集合することになったことも伝えた。

 集合時間が近づき、壕から出る際、トキ子さんの目前で、盛永さんは盛秀さんを引き留めようとした。盛秀さんは「お父さん、軍から命令が来ているんです。もう、いよいよですよ」と答えた。

 その後、盛秀さんは産業組合壕へ移動。同壕の「集団自決」で盛秀さんら家族を含め六十七人が亡くなった。

 当時、盛秀さんは防衛隊長も兼ね、軍の命令が村や住民に出されるときには、盛秀さんを通した。

 春子さんもトキ子さんも、沖縄県史や座間味村史の編集作業が行われた七〇―八〇年代に同島におらず、証言の機会がなかった。

 座間味島の「集団自決」の軍命を巡り、岩波書店大江健三郎さんが名誉棄損で訴えられた「集団自決」訴訟では、元戦隊長が、助役が軍命を出したと主張。さらに訴訟資料を参考に文科省教科書検定で、「集団自決」記述に修正意見がつき、日本軍関与が削除されている。

文科省は、トンデモ史観の方々と一緒になって、このような「証言」も確認できない不確かな証言でしかなく、軍命を記した「文書」が出てこない限り、日本軍関与を証明できないとおっしゃるんだろうか。

日本人は、「恥」という概念を失って久しいんだね。私はトンデモ史観の方々は、ほんとうに「自虐的」な人々だと思う。マゾヒスティックなまでに、自らを恥辱にまみれさせていく。

昨日、自分の持っている本の整理をしていたら、下嶋哲朗さんの『パイヌカジ(南風)の吹く日』が出てきた。この本を多くの人に薦めたい。日本兵のみを私は鬼畜のごとく非難しようと思わない。「教育」を、そして「国家」を、私たちは冷静に相対化しなければならない。

どうか、沖縄の「集団強制死」の問題から、明日を生きるための叡智を引き出して欲しい。私自身もそうしていきたい。そうじゃなければ、死んでいった人たちに、殺しあっていった人たちに、あまりにも申し訳ないじゃないか。

馬鹿げたトンデモ史観のような方々は、いつの時代にもいるのだろう。問題は、このような方々と文科省がつるんでいることである。この国はほんとうに危うい。

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今日も、最後まで、読んでくれてありがとうございます。
沖縄はとても暑い。みなさんのところはどうですか。
お体に気をつけてご自愛ください。

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