宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

ブヒッ

本日の沖縄タイムス朝刊に「進入灯2カ所で合意/V字滑走路運用」との記事がでてる。

日米の外務・防衛当局者による審議官級協議で、4カ所の進入灯を求めていたアメリカ側が、地元の反発を懸念する日本政府側に譲歩したことになっている。
しかし、これは進入灯を2カ所にするという合意であって、名護市長側が主張する住宅地上空を飛ばさせないという「双方向飛行を排除」する合意ではない。

日米は一方で、緊急時などは例外的に双方向飛行もやむを得ないとの認識を共有。米政府関係者は「緊急時に備えた訓練時にも双方向飛行が必要になる」としており、運用の実態には不透明な面も残る。

これが基本であり原則である。記事の前段では

これにより、通常時は滑走路を離陸用と着陸用に分け、住宅上空の飛行を避ける原則が確認された。

とあるが、米政府関係者は「訓練時にも双方向飛行が必要」としており、なおかつ造られた施設の運用・管理権は排他独占的に米側にあるのだから、上記の事柄が「原則として確認された」と判断できる条件はない。あらかじめ恒常的に例外が想定される原則など原則とは呼ばない。


ただただあるのは、名護市側と歌舞伎プレイを続けるために進入灯を2カ所で合意したという事実だけである。結果的に訓練時には進入灯がない方向からの着陸もありうるのだから、地域住民(及び米兵)にとっては危険性が増すと考えるべきだろう。

防衛庁首脳は協議終了後、記者団に「沖縄が心配することにはならない」と述べ、合意の意義を強調した。

そうでござりまするか。おそれいります。あなたがたの想定している沖縄はブヒ市長なのでしょうから、あの方ならきっと納得してくださることでございましょう。

タイムスの記事にはなかったが、琉球新報のほうの記事には

着陸時の安全性確保のため米側が求めていた緊急停止用フックも設置する方向で一致。「戦闘機は代替施設を使用しない」ことを日米間で再確認した。

とある。
緊急停止用フックを使用する航空機の機種はなんなのか。
ヘリコプターでそんなものを使用するはずがないのは子どもでもわかる。
そもそも、ヘリコプター基地にこの滑走路および駐機場や広大な敷地が必要なのか。
現在の老朽化したヘリの代替機種であるオスプレイの配備とその運用は、もういくらなんでも明らかにされるべきだ。日本政府は沖縄を馬鹿にしているのか。

なにもかもが明らかになっていない中で、これからも政府との交渉・調整を名護市は行うのだろうが、受け入れた施設がなんなのか知らなかったといわないかわたしは心配だ。名護市はこのまま惚けて総崩れになるのか。

いずれにしても、ブヒ字滑走路を持つ建設計画が動き出す。新知事さんはどうする。環境問題も、アセス問題も、文化財問題も、住民への騒音被害懸念もすべてが茨の道であり、乗り上げ必至のデッドロックだらけの道である。

しばらくはブヒッとした動向をみながら、なにをすべきか考えたいと思う。