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宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

民主連合政策懇が発足(メモ)

昨日の新聞紙面で知ったことを、メモとしてここに記録しておく。

[E:clip]
民主連合政策懇が発足 政権交代見据え提言へ
琉球新報2009年5月31日(魚拓)

30日の土曜日に那覇市内で下記団体の設立パーティが開催されたらしい。

共同代表の大田氏は「辺野古に新基地を造らせない思いで発起した。沖縄がきちっとした形で政権交代に用意しないといけない。民主が政権を取れば、目に見える形の基地の撤去に力を貸してほしい」と挨拶していたらしい。

上記の団体設立に関する記事は、新聞紙面では解説的な記事内容が続いているが、ウェブ上ではその部分は掲載されていない。下記に書き写しておく。

[E:clip]

政権交代を契機に沖縄問題の解決を目指そうと、県内有志による「沖縄民主連合政策懇話会」が設立された。共同代表に担がれたのは元県知事の大田昌秀氏を中心に、沖縄の革新運動を支えてきた重鎮たち。普天間飛行場辺野古移設をはじめとする自公政権による政策の押し付けを、沖縄の自治の喪失として警鐘を鳴らす。

設立趣旨では「政権交代は沖縄問題を解決できるチャンス。政権中枢に提言を届け、具体的な政策協議ができる媒体が必要だ」と位置付け、民主を中心とした政権への期待を表明する。

だが、野党の県議らにも党派を超えた結集を呼び掛けてきたが、現段階で政党からの反応はいまひとつだ。むしろ、政権交代を期待されているはずの当の民主党県連は「“第二県連”の設立なのか」といぶかり、距離を置く状況だ。

三十日の設立パーティには、三人の共同代表が所属してきた社民党県連、社大党革新政党の関係者も参加を見送った。政権交代の機運が高まる中で、今後の県内政局の主導権をにらんだ動きという警戒感が各党にある。

狩俣吉正事務局長は「分派運動という誤解もあることは残念」と述べた上で、「民主と関係してくるものだが、党組織に縛られるものではない。専門家集団としてのシンクタンク機能を持たせていきたい」と活動に理解を求めている。

[E:hairsalon]

以上が、31日の二面記事。

[E:pencil]

この記事の隣には、民主党シャドーキャビネットの防衛相である浅尾氏が普天間移設について「嘉手納統合」に言及(鳩山代表は県外を言及している)した記事。その下に、民主党山岡賢次国対委員長が浅尾氏の意見は個人的な意見と打ち消している小さな記事。
それらの一番下の端っこに、県議会での民主県連のゴチャゴチャをおさめる努力をしている山岡氏のお話がでている。世は混沌としているねぇ。[E:catface]

沖縄の民主党県連は、若く政治的にも社会的にも経験も少ない。国政における民主党中心の連合政権ができても、民主党沖縄県連が、沖縄政策の提案・立案ができる力量は客観的に見て何もない。

そういうなかで、このような団体が立ち上がってくるのは、当然の流れだろう。だが、それに若い民主党の諸君が警戒感を持つのもむべなるかなではある。結果も出ていない国政選挙選挙後をにらんだ動きに各政党が様子見になるのはわからなくもないが、社民・社大はもう少し大所高所からの判断があってしかるべきだと思う。

もつれた糸を解すのや、お互いの疑心暗鬼を晴らすのは、とても難儀な仕事だろうが、関係者の努力に期待したい。

共産党さんが入っていないのは、残念といえば残念だが、当然といえば当然なんだろう。是々非々でスジを通して政策に向き合っていけば、共産党さんは国政全体を考えつつ沖縄の立場からの判断ができる政党だと私は信じている。ある意味、放っておいても大丈夫だろう。

[E:cloud]

新基地建設という沖縄への無謀な政策を断念させるには、さまざまな回路からのダイナミックな動きが必要とされる。そのためのひとつの動きが顕現化してきたといえるだろう。

保守政党でしかない民主党との接近は、革新勢力からみれば危険極まりない動向なのかもしれない。しかし「現実」として基地建設を止めなければならない。そして「現実」として基地建設は始まっている。これを止めなければ、沖縄の自治は崩壊するし、今現在、崩壊しているのである。始まっているカタストロフを食い止めるために、さまざまな人々がさまざまな現場で戦っている。未来はまだ見えない。

新基地建設という選択が、どれほど自治を破壊し、沖縄の精神史において重要なメルクマールなのかは論をまたない。基地建設問題は、地域経済政策やまちづくりや国政と自治の関係性や、さまざまな重要な問題を孕んでいる。これらを総体としてとらえ、基地建設を破棄し持続可能な未来を指し示す具体的な政策提言を「民主連合政策懇」に期待したい。

[E:end]