宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

ミサイル防衛2

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沖縄市長や様々な人がPAC3配備に対して行動している。民主党(昌吉さん)の抗議行動も記事になっている。

PAC3配備騒動について考えるために、ネット上でMDミサイル防衛)についていろいろ検索してみた。
上記にある概念図は外務省のホームページより拝借。ミサイル防衛には3段階あって、相手から発射される時と、発射されミサイルが向かっている時と、標的であるこちらに迫った時の3段階。PAC3は、1も2もダメなときの3段階目の防衛手段。

MDについて記事アーカイブを載せているサイトがあった。とても参考になるのでおすすめしたい。

MDシステムは、軍事的な実効性も疑わしく、巨額の金を投入することにGAOも懸念を表明しているし、ノーベル賞受賞者を含む科学者グループも反対を表明し、退役軍人グループはこんなことに巨額を注ぎ込むよりテログループに利用されないよう核兵器等の拡散防止に予算を投入すべきと主張している。カナダは、アメリカの強いラブコールを押し切ってMDシステムへの不参加を表明し、米国とつるむのは日本とオーストラリアだけである。自衛隊のMDシステム導入は1兆円かかると試算されており、さらにアメリカからは共同開発費用を当初5億4千万ドルと聞かされ、途中からそれが30億ドルになり半額出せと脅されている。

《迎撃ミサイル 月内にも沖縄配備 米軍のみで発射判断》
米軍再編の最終報告を踏まえ、月内にも米国が在日米軍基地に配備する地上発射型迎撃ミサイル「PAC3」の運用について、日米間の取り決めがなく、発射の決断は米側に委ねられていることが2日、分かった。日本政府の了承なしに迎撃に踏み切れば、日本の主権が侵害されるだけでなく、PAC3が落下した場合には2次災害の補償をめぐる問題も浮上する。北朝鮮が「テポドン2号」の発射を準備する中、日米連携を強調した米軍再編は課題を置き去りにしたまま進んでいる。
PAC3の在日米軍基地への配備と早期運用は、5月に日米が合意した米軍再編最終報告に示された。北朝鮮が「テポドン2号」発射の兆候をみせたことから、米側は配備を急ぎ、月内にも沖縄県の米空軍嘉手納基地に4個高射隊24基を配備する計画でいる。
「装備の重大な変更」に該当する場合は、日米安保条約に基づく日米の事前協議が必要だが、日本政府は今回の配備に注文をつけない方向だ。
PAC3による迎撃には、日本政府の要請や承認を必要とするのか、米軍の意思だけでよいのかなど、発射の要件をめぐる日米間の取り決めが存在しない。
航空自衛隊が来年3月から配備するPAC3については昨年、自衛隊法が改正され、「発射の兆候」を捕捉した時点で首相の承認を得て迎撃することなどが規定された。だが米軍を日本の国内法で縛るのは無理があり、当面は米軍の判断ひとつで発射できる状況だ。
PAC3は発射されると基地を大きく飛び出して弾道ミサイルを迎撃。外れた場合は自爆し、命中した場合でも金属破片が地上に落下する。米軍が「基地の自衛」を主張しても、迎撃が軍事行動であることは否定できない。基地の外に影響が及び、日本の主権が侵害されるおそれがある。防衛庁幹部は「米兵が基地の外に出てきて泥棒をつかまえるようなもの」と問題点を指摘する。
湾岸戦争では、クウェート防衛のため米軍がイラクの弾道ミサイルに向けて発射したPAC2の破片が市街地に落下し、被害が出たことが明らかになっている。在日米軍のPAC3の破片が落下した場合も、同様の2次災害が起きる可能性があるが、補償について日米間の取り決めはない。
事前協議なしに配備が先行する事態について、外務省日米安全保障条約課は「どのような条件の下で在日米軍がPAC3を撃つのか、まさに日米で協議しているところで、早期に結論を得たい」と話している。
<地上発射型迎撃ミサイル「PAC3」> ミサイル防衛(MD)システムのひとつで、地上に落下する直前の弾道ミサイルを迎撃する。射程は約15キロ。米国で開発され、航空自衛隊が来年3月から配備する。
東京新聞 2006/07/03)

間違いなくPAC3は、嘉手納基地を守るためにのみ配備される。それが使用される事態になったときには、周辺住民は大変な被害を被ることは火を見るより明らかだ。米軍のPAC3はイラク戦争で友軍機を撃墜している。沖縄で米軍が民間旅客機を撃墜することもありえない話ではない。

そのことに懸念と不安を表明し、反対を主張する人びとがいるのは当然のことである。
そのような人びとの声を掲載する沖縄の新聞報道も含めて、いろいろ疑問をもつ新聞記者もいた。個人のブログで好き勝手主張するのも自由だが、(偏向新聞の記者とはいえ)
新聞記者なんだからもう少し勉強して時事問題に向き合ってほしいものだ。なんかえらそうな言い分だけど、とはいえ、地元紙の記者も、コメントどりしたものをなんでも使うのではなく事実関係の中で考慮して採用するようにしたほうがいいと思う。PAC3の配備の必要性を「住民が判断」しなければならないものというのは、私には?である。

名護は本日は曇天ときどき小雨。