みやぎブログ

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嘉手納基地問題についての追跡記事

前回書いた嘉手納基地の問題について、今朝の琉球新報に追跡記事が出ていた。おそらくネットには掲載されないだろうから、全文紹介しておく。

琉球新報20070925朝刊26面

追跡2007
政府交渉で打開を
民意無視の嘉手納基地訓練 司令官発言

クラスター爆弾、焼夷弾MK77の実弾訓練が米空軍嘉手納基地を拠点に行なわれたのは、F15戦闘機の未明離陸が強行されたわずか二日後だった。「安眠を妨げる」と地元の反発が強まるF15の未明離陸だが、嘉手納基地大18航空団司令官のブレット・ウィリアムズ准将は21日、要請に訪れた首長らに「銃運年五も同じようなこと(未明離陸)が続くだろう」と回答。「良き隣人」をうたいながら、地域住民の生活を軽視した司令官発言に、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)の野国昌春会長は「高飛車な発言」と不快感を示した。

■本土でやれば大問題

13日にクラスター爆弾を搭載していたのは米海兵隊岩国基地所属のハリアー戦闘攻撃機。「事故率が高い」といわれるハリアーは1999年、嘉手納基地内で 離陸に失敗し墜落炎上事故を起こした。嘉手納町議会は99年にハリアーの飛行中止、2005年にはクラスター爆弾の装着訓練禁止を求めているが、いずれも 要求が無視されたまま飛行と訓練が続いている。

油脂焼夷弾の一つナパーム弾を進化させたMK77はイラク戦争での使用が確認されている。ナパーム弾は、ベトナム戦争で使用された印象が強い。日本国内で 初めて焼夷弾が使用されたのは、1944年10月の「十・十空襲」で、との研究もある。一瞬にして家屋を焼き尽くす惨禍の記憶は戦後62年を経ても体験者 からは消えない。

MK77の訓練について、在沖海兵隊は「沖縄周辺の認められた提供区域で実弾演習訓練を安全に実施している」とコメントしたが、実弾を抱えた戦闘機が民間 地を飛行するため、危険性は残る。「本土では実弾を持って飛び上がる場所はあっても、近くに爆撃訓練をする場所はない。本土でこういう訓練があれば、大 問題になる」と在日米軍の監視活動を続ける市民団体「リムピース」の頼和太郎さんは、指摘する。

■地元レベルでは限界

「岩国、三沢では抗議はない。沖縄はなぜ抗議してくるのか」。ウィリアムズ司令官は三連協の要請にこう問いただし、要請団をあぜんとさせた。

岩国市では昨年3月、「厚木からの空母艦載機部隊を岩国基地への移駐案受け入れの賛否を問う住民投票」で住民の半数を超える人が「ノー」の意思を示した。 「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」代表の大川清さんは「とんでもない。住民投票ではっきちノーと突き付けたのはこれまでの騒音に我慢がならないとい う意思だ。住民はその後も声を上げ続けている」と反論し認識不足を指摘する。

「地元レベルで抗議を繰り返すだけでは解決しない」-。三連協の野国会長は、問題解決のため日米両政府の交渉が必要だとの認識を示している。
(国吉美千代)

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今日は、余裕がないので、記事の紹介だけにとどめておく。それと、アセスと県民大会についてお知らせだけ。

新基地建設のアセス「方法書」への意見書の提出期限(9月27日)が迫っている。
下記エントリーを読んでいただければ幸い。私も時間をみつけて今日中には意見書を書こうと思っている。書いたら、なごなぐで紹介します。

新基地建設と自然破壊:大浦湾に大アオサンゴ群落発見

ルール無用の悪党に●●のパンチを

教科書検定意見書撤回を求める県民大会が開催される(9月29日)。
沖縄では政官民あげて大会参加が呼びかけられている。

同問題等については、なごなぐのカテゴリーですべての記事が表示されます。時系列で読むためには、下の記事から読んでいってください。

なごなぐのカテゴリー「集団強制死

県民大会や、地元紙報道へのリンクなどは下記サイトがいいと思います。

沖縄戦の歴史歪曲を許さず、沖縄から平和教育を進める会

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アベシンゾーがテレビに出ていましたね。ニコニコ動画をみた感想は「議員も辞めたほうがいいだろうに…」というものと、自民党は彼を総理総裁にしていた反省と謝罪の記者会見をすべき、というものでした。

いずれにしても、AbEndキャンペーンを展開したみなさま、おつかれさまでした。

福田総裁が誕生しました。
イブキ幹事長というのも最悪だし、マスゾエも閣僚に居残るんだろうし、あぁ、最悪の事態は続くべくして続く。早いとこクローズしてほしい。させなければ。

ということで、自ENDへ!

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