みやぎブログ

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2018南城市長選挙について

沖縄県南城市市長選挙がある。まぁ、四年に一度は選挙があるのは当たり前といえば当たり前。

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来年1月だから、もうすでに半年を切り、さぞや南城市では市長選挙の前哨戦や諸々で盛り上がっているだろうと思われるかもしれないが、まだ現職市長に対する対立候補もみえない。対立する動きがあるのかすらみえてこない。

南城市とは

南城市は、2006年に1町3村(佐敷町・知念村・玉城村・大里村)が合併して誕生した沖縄島南部の市である。合併当初と2010年の市長選挙で当選した古謝景春が、2014年の市長選挙で無投票再選され3期市長を務めている。

選挙に関する地域事情はいろいろあるんだろうから、なんとも言い難いが、しかしこの古謝市長、とんでもない市長であることは間違いない。

問題の数々

私がこの市長の存在を意識したのは、昨年勃発した市立保育所の全廃問題。公立保育所を民営化する動向は全国的なものであり、致し方ないレベルがあるのかもしれないが、南城市は合併当初から独自に計画を立て、公立保育所を一箇所だけ残して、保育行政の要としていく方針であった。それが突然、民営化され全廃するということで、市内の保育園関係者や市民から残すべきではないかと危惧と異議の声があがった。

そのことに対する、南城市長の対応は、人権意識も希薄な、とんでもない暴君のそれであった。

陳情書に署名した市民に、陳情された行政の長が直接電話するなど、私は聞いたことがない。その後、市長の発言は二転三転し、自分のやった行為をごまかすために失笑を買うレベルの嘘を重ねた。それが通ってしまう市議会も市議会である。

法治すら犯し平然

あまりにもの酷さに、もしかしたらと、私はそれまでの南城市保育所民営化の手続きのありかたを調べて、法令に則った処理がされていない可能性があることを発見し指摘した。そのことに対しても、市長はFacebook上で、何の問題もない問題視するほうが意味不明と豪語し続けた。

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なにをしていたのか(くだらなさすぎて想像もしたくないが)三ヶ月も経って南城市側から私の公開質問に対する回答も来た。当然ながら私の指摘を全面的に認めるものであり、回答に先立って市議会では遡って財産処分が議決された。問題は、法治を軽んじる暴君たる権力者がおり、地方公共団体たる市の職員も法治より暴君の意思を優先し行政を進めていることにある。これはとんでもないことであり、猛省を求めたいが、この市長では無理だろう。

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市長選挙はどうなるのか

南城市議会の定数がどうとか調べてないので知らないが、私が知っている限り、市議会には共産党の方が1名と会派を共にする方が1名。この2名が「革新」で、あと社民党沖縄社会大衆党と縁のある議員もいなさそうだし、是々非々の立場で活動する議員が数名である。市議会は圧倒的与党多数である。

そういう状況の中で、現職市長への対立候補の選考はなされているのだろうが、深く潜行しており、市民からは皆目みえない。

みえないからといって、現職市長が無投票で再選されることがあってはならない。古謝景春市長のFacebook等での発言は、まさしくネトウヨのそれであり、とてもじゃないが、市長として市民の生命と財産を守るための職責を任せられるものではない。

https://www.facebook.com/keishunkoja

草の根の市民として、どのようにあるべきか。いろいろ市民有志で暗中模索中。