宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

非戦を選ぶ演劇人の会ピースリーディングvol.21

長い間、ブログ記事を書かないどころか開くことすらしていなかった。Facebook*1でお手軽投稿していたら、どんどんブログの敷居が高くなって、なんだか構えなければ書けなくて億劫になっていた。他者への発信と記録ということを考えると、Facebookに取り込まれることのデメリットがあることは重々承知の上だったのだが、そろそろ活動しなければいけない。

ということでぼちぼちと再開していきます。

非戦を選ぶ演劇人の会

非戦を選ぶ演劇人の会(以下「非戦」)*2のピースリーディングに参加するようになったのは2012年の『私の村から戦争が始まる』(作:清水弥生)以降だから、もう連続6度目なはず。今年は、去年憲法記念日那覇市民会館で上演した拙作『9人いる!─憲法9条と沖縄』を改訂して、坂手洋二の作品(『「反戦」落書きのススメ』『戦場イラクからのメール』)とのオムニバス上演に加えてもらった。どこをどう変えたのかは、1年という時間の中での「辺野古新基地建設」に関わる変化を反映したのと、演じる人間が沖縄在住者であったのをそうでなく想定したりである。

パソコンに向き合い一人紡いでいた言葉が、俳優の肉体を通じて出てくるときに、私の言葉の硬さや稚拙さ、過剰な説明など必要ないレベルが「声」のリアリティにはあることも思った。出演者やスタッフ、このような機会を与えてくれた「非戦」の実行委員に感謝。

今年は少し芝居づいていて、3月には古巣である東京演劇アンサンブル*3坂手洋二の『沖縄ミルクプラントの最后』(演出:松下重人)を上演するというので、スタッフとして稽古場に参加させてもらった。続いて、6月には東京演劇アンサンブルのために私が書き下ろしていた『浜下り外伝』(演出:三由寛子)の上演があった。「浜下り」については改めてブログに何か書いておく。

そして今回のピースリーディングだが、ミルクプラントと浜下りという二回の仕事で出会った東京演劇アンサンブルの俳優、竹口範顕(たけぐちのりあき)と永野愛理(ながのえり)に声を掛け参加の快諾を得た。リーディングでは二人とも生き生きといい仕事をしていた。とてもうれしい。

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「9人いる!─憲法9条と沖縄2017」右より円城寺あや・さとうこうじ・永野愛理・大月ひろ美(永野と大月の間に顔半分隠れてるけど野々村のん)【写真:姫田 蘭】

表現と状況と抵抗と

辺野古新基地建設や高江、先島での自衛隊配備問題。状況はなにひとつ好転しないし、悪い予感と見通しを持つのにあまりうる法整備や諸々が進行している。とんでもない強行採決で成立した「共謀罪」のおそろしさはコトの次第によっては取り返しのつかない事態を顕現させる。萎縮しないこと自粛しないこと、堂々と抵抗し戦っていくこと。そのための創造をなさなければならない。

些細なことでもいい。いや、些細なことほどたいせつなのだ。

 

*1:https://www.facebook.com/nagonagu

*2:非戦を選ぶ演劇人の会http://hisen-engeki.com/

*3:東京演劇アンサンブルhttp://www.tee.co.jp/