諸般の報告2012.11.14
諸般の報告
- 普天間基地・野嵩ゲート前に掲げられていた「警告看板」は、昨日(13日)米兵により撤去された。ブログやFBなどで問題視されていた事柄を受けて、昨日(沖縄タイムス)今日(琉球新報)と新聞報道が相次ぎ、国会でも照屋寛徳衆院議員が取り上げるなどの動きがあった。外務省が米軍に申し入れ、昨日の撤去になったようだ。
撤去で終わらさず、問題の本質を明らかにする必要がある。- 沖縄タイムス11.13:米軍設置板、警告根拠に米国法明記
- 琉球新報11.14:「米法」根拠に警告板 米軍、オスプレイ抗議対策
- まるみやノート11.08:普天間ゲートに貼り出された米国法に基づく警告看板
- まるみやノート11.13:スクープ写真^^野嵩ゲートの看板撤去作業(PHOTO:桃原功)
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- 12月8日に『9・30ゲート封鎖を考える「場」』を開催する。場所は、沖縄国際大学5号館106教室。当日現場にいた三宅俊司(弁護士)山内末子(県議)阿部小涼(大学教員)山城博治(平和運動センター事務局長)からの報告とディスカッション。特別講演に豊島耕一(佐賀大学教授)さんを招き、トライデント・プラウシェアズの非暴力直接行動についてのお話をしていただく。
詳細は近日中に(フライヤーなどを私がつくらなければならないが、まだ作業できてない ;;)。
― - 月末か12月初旬には高文研から『普天間を封鎖した4日間』が刊行される。元タイムスの屋良朝博さんとの共著になる。私が「なごなぐ雑記」に書いていた報告を緊急出版したいという高文研の編集者からの提案を受けて実現した企画。(amazonの予約受付サイト⇒ココ)
- - 普天間を非暴力でとりかえすためのグループを結成しました。名称が「普天間をとりもどす御万人(うまんちゅ)の会」とか「オキュパイ普天間」などで揺らいでいますが、名は体を表すので揺らぎを楽しみながらどういうグループになるのかディスカッションを続けています。メンバーは平良夏芽、仲渡尚史(辺野古浜通信)、桃原功(宜野湾市議・普天間爆音訴訟団)、そして宮城康博。既存の運動体=組織のイメージにとらわれることなく、いくつかのプロジェクトと自由で実質的なワーキンググループを持つ緩やかな多数多様体になるはずです。
12月8日の『9・30ゲート封鎖を考える「場」』はこのグループで主催する予定です。
― - 上記のグループでの大切なアクションのひとつになると思っているのですが、最近は、1945から1952までの普天間基地の問題を追いかけています。1952以降は講和条約で米軍は沖縄の施政権を得て布令・布告を連発して基地用地を接収拡大していくのですが、それ以前は法的根拠に欠くどころか国際法に違反しています。それらを騙しごまかし、連綿と続けてきた普天間基地の居座りこそが、今日の酷い状況をつくりだしている。沖国大の佐藤学さんや、何名かの専門家の知識と知恵もお借りしながら、だらだらと追いかけ続けていますので、もうじき外に出ます。
了