みやぎブログ

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名護市民だけが混乱に終止符を打てる

Urabyoushi

 いよいよ明日、名護市長選挙は投開票日を迎える。各陣営の街頭での選挙運動も数時間後には終わる。

 1997年の市民投票に参画した縁で、基地建設問題に真摯に向き合い続け人生を大きく変えてしまった私にとっては、重大な関心を寄せざる得ない選挙でした。

 島袋ヨシカズ氏は、V字案で前政権とはいえ日本政府と基本合意している。稲嶺ススム氏は「辺野古に新しい基地はつくらさない」を明言している。ヨシカズ陣営が「市長選で基地問題は争点にしない」といっても、図式としてはとてもわかりやすい一騎打ちだったと思います。

 これでヨシカズ再選になれば、「移設」先を探せずウロウロしている政府が辺野古に舞い戻る可能性は一気に高まります。「少なくとも県外」を公約して政権とって、辺野古以外の県内も含め検討しつつ結論先送りしているのが日本政府であり、「舞い戻る可能性は薄い」とする考えは根拠薄弱です。

 稲嶺ススム勝利で、名護市民が明確に新基地建設を拒否し、市民投票後の比嘉鉄也元市長の受入れ表明以来の市政の混乱に終止符を打ってほしい。心より願っています。

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Nago702010_2 昨年2月から、今回の市長選挙について「なごなぐ雑記」に書いてきたエントリは、下記リンクをクリックしていただくと、まとめて表示されます。

カテゴリー:2010名護市長選

 年明け正月休みに、これまでの名護市の歴史を概括しながら書いた「誘致派の誕生」は、下記リンクをクリックしていただくと、PDFファイルで表示されます。

「BOAF.pdf」をダウンロード

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 市長選挙の結果について、ここで予想することはしません。どんな結果になろうと、これは市長選挙であり住民投票ではないという事実だけは変わらないと考えています。

 投票結果が出たら、それを記録するエントリをいくつかあげることにしますが、それがすめば、しばらく「なごなぐ雑記」は開店休業状態にしようと思います。再開は、一週間になるか一ヶ月になるか、数ヶ月になるかはわかりませんが、ブログから離れいろいろリアルな態勢を立て直そうと思っています。

 いずれにしても、市長選挙の結果次第で、私の次のステップの踏み方も大きく左右されるので、その結果を得てからゆっくり考えます。

 本来なら、名護市長選挙をフォローしながら、名護市の「まちづくり」について総合計画の変遷も含めて、じっくり書いて考えたいところだったのですが、その余力がなかったのがとても残念でした。

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