宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

岡田外相、嘉手納統合案検討表明

昨日、岡田外相が発言した。

普天間、県内移設で調整=嘉手納統合案検討も表明-岡田外相
時事ドットコム2009/10/23-20:41)

記事をブクマして、はてなミニブログ(ハイク)に所感を書いた。

http://h.hatena.ne.jp/nagonagu/9236553538603208543

朝日新聞は、首相が辺野古移設を認める可能性に言及していた。

鳩山首相、普天間の辺野古移転認める可能性 年内判断へ
asahi.com/2009年10月23日21時34分)

はてなハイクに書いたことを、ここに再掲しておく。

[E:clip]
今朝の琉球新報の記事、岡田外相の発言の中に「辺野古案は、県内に大きな二つの基地を固定化することになる。」というのがあった。
これを読みながら家人と、「これでは嘉手納統合しかないといっているようなものだよな」と話していたら、午後にはそのものずばりが出てきやがった。
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009102300758

う んざりする。なんにも考えもなしに、「県外移設」を言っていたんだなと思うと腹立たしい。嘉手納案が1995年から96年のSACO策定時に日米協議でつ ぶれたいきさつ、検討しているという情報が報道で明らかになったときの近隣市町村の素早い強固な反対表明と行動があったことを、なにも知らないのかもしれ ない。
確かに自公政権下でも「嘉手納統合案」がリーズナブルで現実的だと考えていた官僚たちはいた。であるから、沖縄にもそれを執拗に言い続ける政治家がいた。
民主党の新人代議士を二人も出し、一区で国民新党の代議士を誕生させた沖縄は、この急速な流れに耐え切れるだろうか。
嘉手納に反対することは辺野古を推進することになる。両方ダメだと抵抗することは普天間を放置することにつながる。少なくとも、そういうロジックで迫ってくる力がある。

沖縄を追い込んでいく、マジョリティの声と沈黙に対して、追い込まれるのではなく、状況を切り拓いていくための思考と言葉を。うんざりばかりはしていられない。

[E:pencil]

政権が引っ繰り返ってもおかしくないほどの、政府の方針変更である。
沖縄の米軍基地に関する問題でなければと、但し書き付きであることが腹立たしい。

年明け早々の名護市長選挙は、否応無く重要な選挙となった。
97年の市民投票の四択で、市長選挙の図式をトレースすれば

賛成=島袋吉和(現職)
条件付賛成稲嶺進
反対=???
条件付反対=無意味な設問であり該当者なし

これに、市民投票の開票結果を重ねてみる。

08.13% 賛成=島袋吉和(現職) 
37.18% 条件付賛成稲嶺進 
51.63% 反対=??? 
01.22% 条件付反対=無意味な設問であり該当者なし 

現職は、条件付賛成派から滑り落ちたか上り詰めたかはわからないが、単なる賛成派でしかなくなった。

稲嶺氏は、現行案に反対している限り、市内の「良識」「穏健」派である深層では反対をしている有権者を取り込めただろうが、政府方針が大きく舵を切った現段階では、これまでの言説では条件付賛成派で基地建設を推進する立場でしかないことは明白。

反対派は市民投票以後、98年に「革新共闘」、2002年2006年に「革新共闘プラス」で戦ってきたが、その枠組みが溶解してしまっている。関係諸団体のリーダー達は大慌てで状況について再考するだろうが、あまりにも時間がなさすぎるのと、状況を切り拓くビジョンがなさすぎる。

不幸なのは名護市有権者である。

[E:annoy]

嘉手納統合は実現性に乏しい。民主党政権のこの動向では「唯一名護市だけが受け入れてくれている」という今までの状況となにも変わらない。嘉手納統合案についての沖縄側の反発が強固であればあるほど、そこに落ち着いていかざる得ない。自公政権が96年のSACO合意以降、13年もやってきたことを、数ヶ月だけリフレインしてみせた猿芝居である。沖縄選出の四人の衆院議員(全員与党である)はどうするのか。

民主党は詐欺師集団でなければ、この国は骨の髄まで米国の「属国」でしかなく、そのことを政権について思い知って尻尾がキュンとマタの間に挟まってしまった犬なのか、そんな状況である。

いろんな意味で、いろんなレベルで、我が身をも含めて、情けないを通り越して、シャキッとしてくる。

ガッツだぜ[E:punch]

[E:end]

【追記】1024.19:00

沖縄の各政党支部と沖縄選出国会議員のコメント

琉球新報10月24日