宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

戦争機械、大きく軋み動く。vol6

今日、「協定」は署名される。その内容と、今後の動向が注目される。衆院で可決されて参院に送付され30日たつと参院否決でも自然承認になる。当面の問題は衆院での審議である。
学者文化人の声明や、市民運動体の行動がクリントン来日を期にはじまった。本日の新聞にみえる。

[E:clip]
きょう午後協定署名 中曽根外相とクリントン長官
「普天間」無条件返還を 県内有識者グループ
グアム移転協定反対 那覇市内で市民がデモ

上記は琉球新報の記事へのリンク。この件に関しては、沖縄タイムスの報道は少しサムイ。日曜日の朝刊などは三面に通信社の配信みたいな記事を載せて、日本政府が米国に問われているみたいな内容になっていた。

ネット上では記事をみつけきれなかったが、沖縄県議会も野党会派が政府に反対意思の文書を送付したらしい。腰の砕けたアリバイ行為のようにしかみえないが、なにもしないよりはよかっただろう。 

国会での審議がはじまる。今日は時間がないので、できないが、今晩か明日にでも新聞報道などを参考にスケジュールを整理して、どうなっていくのかをみてみたい。

以下は所感メモ

[E:pencil]

アメリカは恐慌状況の中で、日本政府に金を出させて軍事基地の整備を図ろうと躍起になっている。こんなだいじな「協定」を政治家がまともにかまず、外務省だけで進めてきたのは大問題である。いまからでも遅くはない、国会審議でまともに議論して問題点をあらい、政治的判断をしっかりと駆動させるぐらい(その痕跡をみせるぐらい)はしたほうがいい。この「協定」(≒条約)は、日米による新たな「琉球処分」のようなものであり、それが無問題の如く承認されていってはあまりにも沖縄が不憫である。

さらにいえば、日本政府が拠出する金は当然国民から毟り取る金であり、それを今般の不況下で行ない米国に捧げるのである。それを無問題とする国民は日米政府に殺されても黙っている茹で蛙みたいなものだろう。ひとりひとりは決して茹で蛙なんかではない。しかし、ひとりひとりの声や思いは、政治的に政党や何らかの組織の行為に結実しない限りは不可視でしかなく、政治的には存在しない声にされる。

「声なき声」というのは、確か60年安保のときに、なんとかという首相が喋っていた。70年安保以降は自動延長され続け、とうとう安保は「声なき声」に支持される形で中身を変容させ「同盟」にまで進化して今日ある。私たちはいつまで「声なき民」であるだろう。

米国にとってはこの「協定」は行政協定でしかなく、全体経費の6割などという日本国の経費拠出は詐称であり、あとの4割を米国が拠出する条約上の担保はどこにもないはずだ。そのような内容も承知した上で、「協定」は承認されるのだろうか。これを用意した外務官僚の酷さ、いいように操られる国会議員、みんな総ざらえで悲惨なものだ。

どうにか、国会で少しでも実のある議論が、人々の中で問題の周知が、図られないだろうかと思うのだが…

[E:bearing]