宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

アイドリング計画

昨年からずっと、某出版社から単著を出すために、編集の方に根気強く付き合ってもらってきた。
恥ずかしい話だが、私はこれまで原稿の執筆については、他の執筆者に迷惑をかける共著以外は、「岩波ブックレット」を出す話や、「世界」に書く約束をしたレポートや、すべてを途中で断念して様々なところに不義理/迷惑をかけてきた。
そのつど、新基地建設を巡る状況や政府側の動向に対する対処方の忙しさや、読み書き能力の無さなど様々な事柄を言い訳にしてきた。
一昨年の秋から市議でもなくなり、もともと我がままで集団活動が嫌いであったこともあり、最後の市議選の前にあらゆる運動体から身を離した。この期に及んでは、(半)公的な活動を言い訳にすることもできず、今回ばかりは観念した。
金を稼ぐための仕事も、十年余も離れていたら簡単には軌道に乗らず、焦りばかりが募る日々のなかで悶々と原稿書きにいそしんだ。
やっと、「後書き」を書く時期に来たようだ。

[E:book]

本作りをしながら、私があたりまえと思っている沖縄に関する情報や事実が、ぜんぜん周知のことではないことにたくさん気付いた。

これから、しばらくは、本格的にブログ更新を再開するためのアイドリングとして、そのような「事実」や「情報」について“なごなぐ雑記”にアップすることにしようと思う。そうこうしているうちに、一ヶ月はかからないと思うが、落ち着いてブログを更新できる体勢になっていると思う。

[E:bomb]

新基地建設について、政府が自治体(沖縄県名護市)と一緒になって進めて行こうという規定路線に、なんら変化は無く、基地建設に反対する立場からどんなに虚勢を張ったとしても、明るい展望があるわけではない。それでもなお、あきらめるわけにはいかない地点に立って、踏ん張るための足の置き所、踏ん張る力をかけられる大地を探している。

[E:eyeglass]

新基地建設問題について、一次情報に触れる機会が少なくなり、新聞報道等のみで情報を得ることが多くなった。しかし、これまでの経験で、そのような情報は政府広報のようなものでしかない場合が多々あることを知っている。報道等に逐一反応することは、徒労ないしは政府権力の操作にはまる愚行のような気がして、最近は落ち着いて考察する余裕もないこともあって、“なごなぐ雑記”の更新ができずにいた。

しかし、金のための仕事もひとつ終えたし(これはこれで、次を探さなければならない私的には重大問題)、さらに「後書き」を書き終えたら、心機一転で本格的に再開したいと思います。

[E:pencil]

アイドリングのように“なごなぐ雑記”で書くノートは、材料はあるのでさほど手間取らないと思いますが、しかしそれなりに時間はかかるので、毎日はアップできないことを了解ください。いま、書こうと思っているのは

  1. 天皇メッセージについて
  2. 沖縄戦について
  3. 逆格差論(第一次名護市総合計画)について
  4. 復帰後の振興策について
  5. 普天間飛行場について
  6. 名護市行政について

おそらく、一ヶ月かけて、これらについてアップしていくことになると思います。
そうこうしている間に、個人的には「後書き」も書き終え、次のステップを踏み出していることになるはずです。(ほんとうに、そんなにうまくいくかな…少し不安)

さぁて、間に合うかどうか。どこまでやれるかどうか。やっていきましょう。

普天間飛行場の近くに越して思うのは、名護市民は自分達が何を引き受けようとしているのかまったくわかっていないだろうこと。少し艦載機やヘリが住宅近くやシュワブを離れて飛んだぐらいで大騒ぎしているイマを、かけがえのないイマだと思い気付かなければ、とんでもない未来が待っている。普天間での実態も酷いものがあるが、新基地は明らかにもっと拡大して強化された多機能の海兵隊基地だ。沿岸域に造るのはなぜか、米国/米軍関係者が周辺が都市化することをあからさまに毛嫌いしているのはなぜか、明示的に見えていることだけからも新基地の概要の一端がわかる。

私は今でも、この問題を止めることができるのは、名護市民だと思っています。私がおこなう考察や、情報収集や発信は、名護市民が使うためのものです。1997年の市民投票のときに始めた事柄を、私は私のやりかたで、ひとりでも続けていきたいと思います。誰かが拾って、活用してくれることに期待して。

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[E:beer]
余談ですが、nagonaguの日記で、ブログの世界で起きた「水伝騒動」というものについての記事をいろいろ書きました。1月にも、いわゆる騒動の主たるステージになった「政治ブログ」なるブログについて疑問を感じ、そのように書き留めたのですが、ますますもってその感を強めています。

体制批判をする人々が、「よいことば」「悪いことば」がアプリオリにあるような「水からの伝言」を、(似非科学だと知っているといいながらも)「いい話」だからと節操も無く受容できるのは私には信じられません。自分達は「庶民」だとか「下から目線」とか言っていますが、庶民や下を愚弄するなです。
まっ、いろんな人が世界にいるのはわかるのですが、現実の政治のダメさ加減と同じように、ネットの中における「政治言論」のダメさ加減があるということなのでしょう。現実の政治のすべてがダメではないのと同じように、ネットの中における「政治言論」もすべてがダメではありません。当然のことですよね。

「こんなことに関わって」と心配してくれた人もいました。しかし、人間がつくりだしている社会であり、私の関心は「人」であることはずっと表明しています。おかげさまで、いろんな人の行動パターンがみえました。すばらしい思考にも出会えました。
nagonaguの日記に「『私闘』宣言」なる記事を書いたら、とたんに熱が冷めたので、よっぽどの事がない限り、水伝騒動についてコミットすることはないと思います。ご心配かけたみなさん、お騒がせしました。

[E:memo]
日記の方は、引き続き、個人的なメモや四方山を書きとめるために使っていきます。はてなにnagonaguの日記を開設する前まで、“なごなぐ雑記”に時々書いていた個人的なゴチョゴチョやワサワサなどは全部日記に書くようにしています。YouTubeでみつけた好きな音楽なども、ほとんど向こうに貼るので、どうぞあわせてお読みください。