宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

主権在米:手錠かけて連行しても「逮捕」じゃない?

あいた口がふさがらないとはこのことをいう。

米軍の憲兵(MP)が、沖縄のスーパーで万引きしたアメリカ兵のお子様を、県警の事情聴取もさせずに、手錠をかけてさっさと基地内に連れ去った事件。

Renkou外務大臣も、「それなりの対応をしていきたい」と国会で抗議するかのような示唆発言を行なったあの事件。

外務省の北米局長も「そもそも(憲兵隊が)現場で県警と調整せずに施設区域(基地内)に戻した」と指摘して、基地外における憲兵について「日本国の当局と連絡して使用される」と規定した日米地位協定との関係では「問題があり得る」との見解を示していたあの事件。

今月の13日に沖縄県北谷町で事件が起こり、16日に国会でそんな答弁を行なっていたんですよ。あの事件、その後、どうなったと思います。

あいた口がふさがらないとはこのことをいう。

米軍側は、県警の事情聴取の求めも無視して、万引き犯に手錠をかけて基地内に連行したにも関わらず、日本国政府の照会に対して、なんと答えたと思います。

「身柄は連行したが、逮捕はしていない」

手錠をかけて万引き現場から連れ去っといて、逮捕はしていない…

これを受けて、日本国政府は、本日(18日)の国会でなんと答えた思います。
外務省の北米局長が衆院外務委員会で答えている。

「米側は(身柄は連行したが)逮捕していないし、逮捕したという認識もないので、これは共同逮捕の問題ではない」

おいおい、日本政府はガキの使いアメリカ政府の御用聞きか。

もうオレは文句をいう気力もうせた。

日本国を憂える保守主義者のみなさま。日本国のまっとうな右翼思想のみなさま。
どうか映画「靖国」で大騒ぎしている労力の半分でも、
他国の人権問題で大騒ぎしている労力の三分の一でも
沖縄における国辱的な米軍の振る舞いに、それを許す日本政府の腰抜けぶりに
カツをいれるために使ってくださいませんか。

アメリカ側のこんな言い分が、なんの問題もなくまかりとおるようだったら、もうなんでも言いたい放題ではないですか。

ネット上では、事実を無視して「だって私にはそう見えたもん」という言い分が通るようですが、ネット上の戯言の議論などそんなもんで構いはしない。しかし、犯罪者を殺す暴力を独占する国家権力の行為に対して、そんなもんで構いはしないというわけにはいかないでしょう。

警察が手錠かけて連行したら「逮捕」というんでしょう普通は。

少なくとも日本国ではそうじゃないですか。

米軍の警察(Military police)はどうか、オレの知ったこっちゃないけど、「そうかぁ、米軍の場合はそうじゃないんだ」で済ませる話ですか、これは。

日本国よ、日本国民よ。どれほどアメリカ様にコバカバーナされたら怒るんですか。
沖縄人も日本人の文句ばっかりいえないテイタラクだけど、しかし、忍耐強い民だオレたちは。アメリカも不思議に思っているだろう。

【参考】

北米局長「合意反せず」/米少年連れ帰り
(沖縄タイムス:4月18日夕刊)魚拓

米軍、地位協定違反を否定 憲兵隊拘束で
琉球新報:4月18日夕刊)魚拓

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