宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

永き被占領で失いしもの

Tky200803210411横須賀でタクシー運転手の高橋さん(61)が刺し殺された事件で、行方を追われていた米第七艦隊イージス巡洋艦乗組員の米兵(22)が、今日の未明、東京都内で身柄を確保されたらしい。時事通信が速報で知らせている(2008/03/22-11:27)。

高橋さんの死因は首を一突きされた失血死。刃渡り約20センチの包丁が首から肺に達していたという。

沖縄では、昨日(21日)夕方6時45分に、海兵隊員(26)が別居中の妻からの通報で駆けつけた警官を暴行して現行犯逮捕されている。

小遣い欲しさに偽ドル札をつくり、浦添市沖縄市のバーでの支払いやタクシー代として使用していた海兵隊員(20)も、昨日起訴され米軍から日本側に身柄が引き渡され拘置された。

明日、沖縄では、「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」が開催される。

県議会最大会派の自民党は県民大会への不参加を決定している。ナカイマ沖縄県知事も、昨夜、記者会見し不参加を表明したことが本日の地元新聞一面にある。

知事、不参加を表明 米兵事件抗議、あす県民大会
琉球新報08.0322)

例によって「被害者に配慮」ということを理由にしているが、本音は別のところにあることが、二面の解説から読み取れる。

野党色強いと判断(単眼複眼)琉球新報08.0322)

知事は、大会主催団体の沖縄県婦人連合会会長の小渡ハル子氏に電話し指摘する。

「眠れないほど悩んだが、今回の参加団体は偏っているのではないか。経済団体も入っていない」

大会の主催者たちが、経済団体や自民党にも参加を呼びかけて、超党派での県民大会を目指してきたのは周知の事実であり、「経済団体も入っていない」のは大会主催者の問題ではなく経済団体の判断の問題だ。自民党の不参加も然りである。

沖縄県知事は、県民の代表ではなく、沖縄経済団体と自民党の代表のようだ。

主催団体では、県知事の不参加を残念なこととしながらも、力強く大会成功に向けて決意を表明している。なにをもって成功とするか、判断や基準は難しいが、自民党や経済団体が政治的にサボタージュする中で、どれほどの人々が集まるのかは注目される。

相次ぐ、米軍人の事件・事故。
新潮社や産経新聞、ネットの“かおなし”の諸君は、被害者の自己責任やしつけを問題にする。沖縄の経済団体と自民党、およびその代表である県知事は、被害者への配慮を理由に現状を是認するかのように黙り込む。

この喧騒と沈黙のもたらす奇妙な光と闇が世界をつつむ。迫り来る闇を前に、私たちはどうするだろう。

大会に参集し、鉢巻巻いてゼッケンつけて、シュプレーコールをあげるのが、私はどうも好きになれない。しかし、そんなことも言っていられないので、明日は家族で行こうと思っている。されど、しかし、しかし、それで問題は解決しないし解消されない。沖縄だって、あんな県知事を出している限り、名護市長を出している限り、一点の責任もないとはいえない。

国家に過度の幻想も何もないが、この国は病気である。沖縄も然り。

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