宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

暴力による暴力のための暴力を許してはいけない

Pencil1月20日に予定されていた茨城県つくばみらい市におけるドメスティックバイオレンスに関する講演会が、1月16日に突如中止された。
ある団体による「市民に危険が及ぶ恐れ」を感じさせるほどの抗議行動が原因である。

団体は中止そのものを勝利としつつも、さらに「市民に危険が及ぶ恐れ」とはなんだと、市役所側とメディアに抗議している。
団体によれば、ドメスティックバイオレンスについて講演することは、「反日極左の離婚講座」らしい。→団体の動向についてはvanacoralの日記

家庭という閉鎖空間での暴力犯罪の被害者を救済するのに、そのような家庭から引き離す「離婚」になんの問題があるというのか。加害者も病気であり心の奥底では治療を希求していることすら想定できる。家庭という単位に何を押し込めておこうとしているんだろう。私は、婚姻という契約を大切にするあまりに離婚する自由を前提にできないつながりも、それ自体ですでに暴力であると思っている。「離婚講座」などという言いがかりは、暴力による暴力のための暴力でしかない。

こんな団体の主張と行為に屈して、市役所が講師及び講演を聞く市民の機会(権利)を奪うことを看過してはいけない。

【抗議署名】つくばみらい市における平川和子さんの講演会直前中止に抗議し、改めて実施を求めます(みどりの一期一会)

【つくばみらい市事件】改めて講演会を実施することを要請します!(Against GFB)

上記のリンク先で、ことの経過と主張をお読みください。そしてウェブ上での署名にご協力ください。私は昨日済ませました。締切は28日(月曜日)の正午です。下記にもウェブ署名への直通リンクも貼っておきます。

受付〆切:2008年1月28日(月)正午

秘書課広報室の村野瀬玲奈さんが紹介していた、YouTubeの画像です。とてもいいので、なごなぐでも紹介させてもらいます。5分間弱です。どうぞ、少しばかりの時間を自身に与えてください。
村野瀬さんとこに日本語訳の歌詞が掲載されています。全文はそちらでぜひ読んでください。

Aux armes citoyennes
武器を取りましょう、女性市民のみなさん
Zazie

武器を取りましょう、女性市民のみなさん。
わたしたちの武器は
ありふれた犯罪を見たときに
こみあげてくる涙。
わたしたちを愛している男たちに。
行進しましょう、一緒に。
でも、そのほかの男たちは悪魔にでもさらわれたらいいわ。

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ぜひ、ほんとうに数秒で終わるのでウェブ署名を。受付〆切:2008年1月28日(月)正午

この問題について、たくさんのブログが、憤りと哀しみと危機感を持って紹介しています。
これらのブログが発信していてくれなければ、私はこのことを知らずにいたと思います。感謝しています。私が訪問できてエントリーを読んで共感したブログを下記に紹介しておきます。

つくばみらい市事件で考える、「威嚇」と行政
多文化・多民族・多国籍社会で「人として」

DVで殺されても「家族」像を壊しちゃいけないらしい(追記有)
Gazing at the Celestial Blue

「主権回復」の前に自分の「名誉回復」の方が先でしょ
vanacoralの日記

「たまにちょっとぐらい女をブン殴ったっていいじゃないか」が中立(笑)なら、「偏向したイデオロギー」でいいです
エクストラレポート・ルーム

DV防止法「出前授業」をつぶした「凶悪な力」
世界の片隅でニュースを読む

「家族の破壊」がどうとか言われて「威嚇」される女性と行政
村野瀬玲奈の秘書課広報室

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