宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

キャンプ・シュワブについて

Campschwabmap1アメリカ海兵隊キャンプ・シュワブは、ひとつの街みたいなものである。

金網で仕切られた内部には、銀行・教会・郵便局・図書館・宿泊施設・ボーリング場・レストラン・海浜を利用したリクリエーションのための施設も充実しており、大浦湾を利用したビーチリゾートを形成している。

Local01 海兵隊には、MCCSというコミュニティ・サービスがあるが、そこが窓口になり、シュワブでのマリンリゾートや様々なリクリエーションを提供している。
沖縄に駐留する米海兵隊の軍人・軍属・及びその家族は、全員がこのサービスを受けられる。基地内へのパスを持つ日本国人も区別なく受けられるということだが、私は体験したこともないので事実はわからない。

そして、驚くことに、シュワブ内には、10棟の高級コテージがある。上記の地図には記載されていないが、北側にある“b”=Boat Facilitiesの北西側の小高い丘に美しい大浦湾を一望するかたちでそれはあるらしい。

Lodge101 Lodge102 Lodge103詳しくは調査していないが、10棟の高級コテージは、もちろん「思いやり予算」で造られたものだろうと思う。

シュワブの関係者のうわさによると、ひとつ造るのに数千万円は確実にするこの高級コテージを、基地建設のために壊してしまう計画になっているらしい。
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高級コテージ群は新基地を造る計画の敷地内からは少し外れているところに位置しているらしいが、今年一月に開かれた措置協議会で守屋次官(当時)が明らかにしたスケジュールでは「隊舎等の建物の建設工事」を12月から取り掛かることになっている。その一環で壊してしまうらしい。

うっかりしていて、私は問題視していなかったが、それらの工事は本体工事と不離一体のものであり、環境影響評価の手続きが進行している最中に、工事を先行するようなものである。環境影響評価の調査で事業計画の大きな問題点が科学的に明らかになっても、事業計画は止めないと宣言しているようなものである。

Boating051 Boating052 Boating055 少し調べてみると、キャンプ・シュワブには、大浦湾を利用した海兵隊のマリンリゾートがたくさんある。海兵隊諸君に、訓練の場所として、マリンレジャーの場所として、長きに渡って排他独占的に提供し続けてきて、あげくのはては美しい環境を潰して軍港付きの航空基地を提供してあげる。

070202m1145b188low グアムへ普天間の部隊と所属機が移転するのは、ほぼ明らかなのに、なんで施設だけは沖縄に新たに造って残してあげなければならないのか。有事の際の滑走路確保が目的ならば、嘉手納もあるし、伊江島の滑走路だってある。この新基地建設は信じられない壮大な無駄遣いである。

在日アメリカ海兵隊のグアム移転経費を数兆円負担して、さらに必要性すら疑わしい新基地建設のために数千億円を注ぎ込んであげる。こんなんでいいはずがない…

新基地建設には莫大な利権が絡んでいるといわれる。10年の長きにわたってあきらめないのは、それなりの理由があるんだろう。新基地を欲しているのは自衛隊だという話もある。
守屋氏に象徴される、防衛に絡む金や様々な問題がどこまで明るみに出るか。その成り行きによっては、新基地建設そのものがぶっ飛ぶ。


【参考】

The Cottages at Oura Wan(MCCS)
Oura Wan Boatin(MCCS)

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