宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

高村防衛相と沖縄側の怪談

Norowarete_1今朝の朝刊をみてたら、名護市長さんが記者に囲まれている写真が大きく掲載されている。高村防衛相と怪談をなされたらしい。

《画像は、報道写真が面白かったのでつくってみた落書き。》

高村防衛相は、北部市町村の首長とも、辺野古等三区の区長とも、県知事とも怪談したようだ。

内容は相変わらずの、主張のやりっぱなし。こいつら(国と沖縄行政)、このまま平行線のままズルズル建設する作戦みたいだ。

本当に相も変わらずなので、特段新しく言及するようなことはないと思うが、ひとつだけ気になった。

《大城康昌辺野古区長は判断は市長に委ねているとした上で、早期の問題解決を求める一方、永代補償にも言及した。》

ということが記事の末尾にさらっと書かれているが、この【永代補償】とはなんぞや?

記事には説明もなにもないので、憶測するしかないが、???である。

なんかいろんな機会に、辺野古区はこんなことを要求していたような気がするが、あまりにもばかげた要求なので、私自身が無視してきたような気がする。

おそらく内容は、基地が存続する限り、辺野古区民に対して【補償】せよ、というものなのだろう。それは騒音に対する損害賠償とか、軍用地料という契約による支払いであるとか、そんなものでもないらしい。

米軍基地と共生・寄生する、特殊な空間として辺野古という地域がうまれるだろう。【永代補償】されるものとそうでないものとの身分の差がうまれるだろう。【永代補償】をめぐる、相互監視や干渉などの人々による特異な慣習がうまれるだろう。

しかしそれらは、いま現在も、辺野古合衆国とよばれる地域にある独特の雰囲気の延長線でしかない。

10年前の市民投票で、有権者は「反対」の意思を明確にしたのに、押し付けられ続けて今日に至る名護という小さな田舎町。造らせる以外に選択肢を与えられない状況は、ほんとうに不健康極まりなく危険な社会である。

大半のひとびとは、「どうせ造られるんだから」という言い訳を自らに許して、状況の推移から自らを引き、テレビを眺めるように事態を論評する。脂ぎった支配層は、であるから「取れるものを最大化しよう」としたたかに《交渉》する。ブヒ氏がいまだにネゴシェーターを気取っているのは単なる独り相撲ではない。

この状況を変革するのは、「革新」の方々が思っているほど容易くはない。

構造化された陳腐さ、悪の凡庸さ、それらを脱構築し、パンドラの箱の最後に残っているといわれる「希望」を…

この考、つづく

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主張譲らず平行線 防衛相・名護市長怪談琉球新報=07.0909)

アセス認識すれ違い 防衛相、知事と怪談琉球新報=07.0909)

県は意図的と反発 高村防衛相会見琉球新報=07.0909)

普天間代替/防衛相「アセス後修正」沖縄タイムス=07.0909)