みやぎブログ

演劇・戯れ・政治

キューマは辞めさせるべき

今日は、何も考えず寝る予定だったのに、キューマのトンデモ発言を知ってしまってコメントしないわけにはいかない。
下記は、毎日新聞の記事。

<久間防衛相>原爆投下に関し「しょうがない」の発言
6月30日19時14分配信 毎日新聞

久間章生防衛相は30日、千葉県柏市麗沢大学で「我が国の防衛について」と題して行った講演で、太平洋戦争終結時に米国が広島、長崎に原爆を投下したことについて「米国はソ連が日本を占領しないよう原爆を落とした。無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったという頭の整理で、今しょうがないなと思っている」と述べた。被爆地・長崎の出身でもある現職閣僚が、原爆投下を部分的に肯定したとも受け取れる発言で、波紋を広げそうだ。
久間防衛相は当時の戦況について「(米国は)日本が負けると分かっているのに、あえて原爆を広島と長崎に落とした。これなら必ず日本も降参し、ソ連の参戦を食い止めることができる、という考えだった。間違えば北海道まではソ連に取られてしまった」などと分析した。  原爆投下については「米国を恨む気はないが、勝ち戦と分かっている時に原爆を使う必要があったのか」と疑問を呈したが、一方で「国際情勢や戦後の占領を考えると、選択肢として戦争の場合は(原爆投下も)あり得るのかなと思う」とも言及した。  久間防衛相は同日夜、東京都内で自身の発言が問題視されていることに関し「ソ連の意図を見抜けなかった日本の判断ミスだと言いたかった。そのために、私の(選挙区である)長崎は悲惨な目にあった。原爆を是認したわけではない」と釈明した。【田所柳子】

「米国はソ連が日本を占領しないよう原爆を落とした。無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったという頭の整理で、今しょうがないな と思っている」

「しょうがない」とは肯定である。良かったとか悪かったなど、判断はしないが、「しょうがないなぁ」と我々が日頃使っている、あの「しょうがない」である。これは積極的ではないが、消極的肯定であるのは、私たちは自らの言葉の使いようと心理でよくわかっている。

キューマ大臣、お前はバカか?
いかなる「戦争」であっても、非戦闘員を無差別に殺戮する行為は「戦争犯罪」であって、地球上で唯一核兵器を使った国家である米国の「戦争犯罪」は、政治的な思惑や力関係で、糾弾されていなかったとしても、「戦争犯罪」であることは動かし難い事実だ。
それを地球上で唯一の被爆国である日本が、「しょうがない」などと言ってしまってどうするんだ。それも「防衛大臣」という国家が独占的に持っている殺戮武力をコントロールする責任者である大臣が、そんな発言してどうする。キューマ大臣は閣僚を即刻辞めるべきだ。これは真意の説明ですむ話ではない。だれも「誤解」などしない。「しょうがない」を「もったいない」に続いて、国際的な流行語にしたいのかも知れないが、バカも休み休みにしたまえ。

「(米国は)日本が負けると分かっているのに、あえて原爆を広島と長崎に落とした。これなら必ず日本も降参し、ソ連の参 戦を食い止めることができる、という考えだった。間違えば北海道まではソ連に取られてしまった」

間違わなくて、そのおかげさまで、沖縄を米国に取られた、沖縄を米国から米軍基地自由使用を密約してカネで買い戻した。キューマ大臣の認識はそうでしかない。ありがたい御託でございます。

「米国を恨む気はないが、勝ち戦と分かっている時に原爆を使う必要があったのか」と疑問を呈したが、一方で「国際情勢や戦後の占領を 考えると、選択肢として戦争の場合は(原爆投下も)あり得るのかなと思う」とも言及した。

まず前段の発言は、「負け戦のときは原爆を使う必要がある」ということを前提としている。後段の発言は、意味がわからない。「国際情勢」「戦後の占領」をどう考えたら、原爆投下があり得るのか。まったくもって意味がわからない。
原爆投下という物凄い効果で、「戦後の占領」はやりやすくなったので、結果的に「あり得るのかな」ということか。
どこまで隷従すれば、そういう発言が、そういう思考ができるのか。

ソ連の意図を見抜けなかった日本の判断ミスだと言いたかった。そのために、私 の(選挙区である)長崎は悲惨な目にあった。原爆を是認したわけではない」と釈明

さようなら、キューマ大臣。あなたは明らかに「しょうがない」と原爆を是認した。
アベシンゾー最高権力者は、「米国の考え方について紹介したと承知している」と述べたらしい。自らが任命した大臣を守ることもできず放置するだけのオバカな任命権者。これ以上人を殺す前に、一緒に辞任したらいい。それも「しょうがない」だろう。

私は、ずいぶん前に、米国の(原爆投下という)「戦争犯罪」を断じ切れない日本国のふがいなさを嘆いてみせたが、ふがないどころではない。病巣は深い。

そんな米国に地の果てまでついていく、奴隷国家(顧客国家より酷い隷従国家)日本を「普通の国」にするために、政権交代しかないだろう、もう。

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