宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

護憲と沖縄と日米同盟

T_c364_35ar_1日米同盟という大きな船に乗っている日本。エンジンルーム近くにある沖縄の人々には、多少熱いしうるさいかも知れないが、それは沖縄が地政学的に占める位置の問題であって、日本国及びアジアの平和と安定のために少々我慢してもらわないといけない。
沖縄は日米同盟に最大貢献しており、むしろそれを誇りに思うべきである。

何度もそのような物言いを聞かされてきた。

護憲派の方々は、「日米軍事再編」についてどう思っているのだろうか。沖縄返還に係る「密約」と現在も続く米軍の沖縄占領状態をどう思っているのだろう。

米軍が日米安保を盾に自由に振舞う現実では、憲法9条は案山子でしかない。
案山子でしかない憲法を護ろうと躍起になることに対して、少々クールな立ち位置をとってしまう私がいる。

護憲と沖縄と日米同盟」、落ち着いてゆっくり考察すべき問題だが、今日はそのためのレッスンのつもりで、つれづれなるままに書いてみる。

人々の「今のままの9条が好き」という発言に水をさす気はないが、政府の解釈に次ぐ解釈でこんなにもボロボロになった「今のままの9条が好き」などと私は言えない。

私が「今のままの9条が好き」と言えるにはいくつかの条件があるようだ。思いつくままに列挙すると

  1. この国の政府が憲法に従い、国家の持つ軍事力を破棄する
  2. 当然、軍事力による安全保障である「日米安全保障条約」は破棄する
  3. 丸腰でいるわけにはいかない強い米軍様が必要というなら、日米安保は維持しつつ「地政学的」なる理由で沖縄に押し付けている米軍基地をシェアする。

1と2は、とてもかないそうもない条件だということは、私も知っている。可能性としては、3しかないが、どこからもそのような提案はなされない。

私も「今のままの9条が好き」といえるようになりたい。「今のまま」よりも、悪い状況が迫っているのは、肌身で感じているのだから、「今のままの9条が好き」という人々に、水をさす気にはならない。

改憲」勢力は、いろんな手を使って、現実と憲法がそぐわなくなった「宣伝」を繰り広げる。「護憲」勢力が、現実と憲法のそぐわなさに目をつぶっていたら、私はただただ防戦一方で沈没するような気がしてならない。

自民党は、新憲法制定といっている。私には、国家権力の側からの現憲法への死刑宣告のように感じる。

憲法は、政府に対する命令である」(ダグラス・ラミス)という真理を白昼堂々と殺し、「政府から国民への命令」である憲法に変えようとしている。

Tky200706090128 自民・民主双方の議員から「立憲主義」がわかっていないとブーイングが出ていたが、アベシンゾーは「憲法」がなんなのか絶対わかっていないと思う。

そういう問題も、事実として検証して、わかりやすく人々に伝えていく必要があるんだろうな。

日米同盟という大きな船のエンジンルーム近くにいると、熱くてうるさくてかなわないが、この船はタイタニックじゃないと誰がいえるんだろう。

私は、とにかく政権交代を望んでいる。沖縄の現在を変えるには、中央政府の沖縄に対する方針を変えさせるしかない。それは日米軍事再編合意で、10年経ってもできない新基地建設を再度合意し、グアムへの巨額の移転費用を日本側が拠出する事実と、すべての理由を「沖縄の負担軽減」と嘘八百で固めたことで、もうウンザリするほどわからせてもらった。

このまま行けば、おそらく「沖縄問題」は早晩消える。沖縄の現実の酷さが軽くなるのではなく、それを酷さと感じる感受性のどこかが壊れる。案山子のような憲法9条を変えるのはその出口であり入口である。

そんなことをやらせるわけにはいかない。
「今のままの9条」で現実のほうをこそ修正すべきである。どれほど多くの人が、そう思うかわからないが、少なくない人々がいることを私は信じている。

この数日、ミサイル発射や拉致問題の調査指示など、北朝鮮の動きが報じられている。参院選前に、北朝鮮絡みでアベシンゾーに有利に働くような大きなサプライズがあるかもしれない。少し恐ろしい…しかし、何があっても、とにかく今度の参院選で、自民党公明党過半数割れできれなければ、未来は現在以上に暗いものになる。

未来を決める参院選告示まで、あと二週間を切った。

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