宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

内閣支持率のデフレスパイラル

昨日は爆睡。しばらく無理をしていたので、背中は痛いし腰も痛い。寄る年波には勝てないなどと、おっさんボヤキしきり。教科書検定について、タイムス・新報の地元紙ががんばっている。ウェブ上では読めない、証言者の声が載る連載記事を紹介したいので、その準備を週明けには始める。今日は数週間ぶりに、休日を休日らしく家で過ごす。

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Jijityousa_1 アベ内閣の支持率が急落している。

読売では、支持が32.9% 不支持が53.7%
朝日では、支持が38% 不支持が41%
日テレでも、支持が40% 不支持が46.4%
時事では、支持が28.8% 不支持が48.4%
フジテレビでも、支持が29.2% 不支持が61.4%

私などは、まだ支持する人が3割もいるのかと、少しビックリする。しかし自民党公明党を一度たりとも支持したことのない私の色眼鏡越しの感想は置いといて、世論調査の数字をみてみると、すべての調査において不支持が支持を上回っている。

デフレスパイラルの様相を呈したアベ内閣の支持率について考えてみる。

世論調査などを安易に信じて一喜一憂しちゃいけないのは、なにも鈍感力を培うアベシンゾーだけではなく、アベシンゾーにご退場願いたい私たちも一緒だろう。

今日の琉球新報朝刊(共同配信の記事)で、田中真紀子さんの

「安倍さんは自分より優れた人は嫌い。内閣に自分以下の力量の人をそろえるから安倍さんが利口にみえる」

という久々の真紀子節が掲載されていた。

支持率の急落には、年金など「政策」に係る問題と、相次ぐ閣僚の不祥事問題もある。ざっと思い浮かべるだけでも、機械発言のヤナギザワ厚労相、ナントカ水と談合問題で不審な「自殺」をしたマツオカ農水相、問題発言続きのキューマ防衛相、私などは絶対許せない教科書改竄指導のイブキ文科相、その他大勢である。

それらに対して、アベシンゾーは擁護するでも有効な反論をするでもなくただただ放置するだけである。これほど無能で責任感の欠如した首相および内閣も珍しい。

現在は年金問題で大騒ぎしているが、この次に消費税増税が来るのは明らかである。現在でも住民税増税の直撃で人々の暮らし破綻が始まっている。全国の地方自治体のユウバリ化は広く深く進行し、やがて大きく傷口をさらけ出す。

ワーキングプアは政権の推し進めてきた政策の結果であり、自己責任の問題などではない。「生きさせろ」と怒る声がもっともっとあがってしかるべきだろう。地域からももっともっと「生きさせろ」の声があがってしかるべきだろう。

国民大多数がコイズミに大きく議席をプレゼントした結果、今日の強行採決三昧の国会を作り出した。支持率急落が、コイズミ“改革”への幻想に加担した反省から起こっている現象であれば大いに結構だが、そうではなく、アベシンゾーのオバカな失政と嘘八百の強気発言へのウンザリだけだったら、自民公明に反転攻勢の機会があるような気がする。

その機会を潰すには、多岐にわたるアベシンゾーのオバカで恐ろしい失政悪政と嘘八百の強気発言が、どれほど根源的な問題をはらんでいるのかということを事実検証に基づいて明らかにすることと、それを平易な言葉でわかりやすく流通させることだろう。

女性と暴力団がらみのスキャンダルにまみれても自民党では幹事長になれるという見本のナカガワ氏のブログでは、強気の発言が続いている。

野球でいえばまだ6回の攻防戦だ。いよいよ7回、8回、9回の攻防戦がはじまる。ここからは「早期問題解決」の切り札を出していく。安倍総理の陣頭指揮で 勝ち抜くことができる。また、退場覚悟の危険球や乱闘の挑発があるかもしれないが、挑発にはのらない。国民の目線で、国民の利益本意で問題の早期解決にあ たっていく。奇策ぬきで勝利をめざす。(6月12日記)

この翌日に、衆院の特別委員会で「政治資金規正法」の強行採決を行った。
政治資金管理団体のみに「5万円以上の経常経費」は領収書の写し添付を義務づけ不動産所有を禁止した。せめて、資金管理団体政党、政治家に関係する政治団体までは規制対象にしようという野党案を蹴って強行採決することに、国民の目線、国民の利益本意はない。政治家および自民党本意はよくわかった:)
「早期問題解決」とは「早期問題隠蔽」のナカガワ的ニホンゴなのだろうが、その切り札とは何か?まだ何か出てくるのか…社保庁解体で年金問題ウヤムヤ化が切り札か。

民意の厳しい視線が、社保庁のずさんな体質に向けられてきた。旧・自治労国費評議会が民意の批判の集中砲火を浴びるのは時間の問題であり、その旧・自治労 国費評議会の責任に一言もふれることなく、「社保庁組合職員救済法案」を出し、自治労代表を民主党比例代表に送り込み、その一方で、安倍総理に責任転嫁を してきた民主党に、民意の怒りが向かうのは必然である。やっぱり「ブーメラン政党」だとなるのは時間の問題である。格差から逃げた小沢民主党は、また、年 金から逃げるのか。それともこの夏、抵抗勢力とともに歴史の藻屑と消え去るのか。(6月13日記)

労組に批判の矛先を向けることで、一党独裁で官僚とここまで来た腐った自民党の責任にはシランフリして、野党を「ブーメラン政党」と揶揄する、こんなレトリックを通用させてはいけない。それにしても「抵抗勢力」という言葉がまだ通用するのだろうか。コイズミの残像がみえる。

民主党守旧派体質を温存しつつ、「不満の受け皿」政党をめざすことに活路を見出そうとしている。それに対抗するには、自民党が「安心と納得」の党であることを国民に理解していただくしかない。(6月14日記)

自民党では「安心と納得」などできないということを、国民として理解していくしかない。それにしても「守旧派体質」ねぇ…

霞ヶ関と永田町の抵抗勢力連合が勝利するか、国民が勝利するか、の決戦である。国会会期末において、公務員制度改革法案社保庁改革法案が廃案することになれば、抵抗勢力の大勝利を意味する。抵抗勢力に祝杯をあげさせることは絶対に阻止する。これは「国民のための聖戦」なのである。(6月16日記)

自民党幹事長のナカガワは現内閣に対抗する勢力を、抵抗勢力」「守旧派なる言葉で括る。そして自民党の存在・行為を「国民が勝利」「国民のための聖戦」などと、アプリオリに国民に引き付ける。

自民党によれば、アベシンゾーを支持しない私たちは「抵抗勢力」であり「守旧派」である。国民に叛旗を翻す「非国民」ですらある。

このようなレトリックで、現実を糊塗しようといろんな法案を出しては強行採決し、首相の人気取りのパフォーマンスも発言も含め、すべてが裏目に出て支持率はデフレスパイラルの様相を呈している。

ナカガワ氏によれば、急落する支持率は「非国民」の増大を示しているのである。
美しい国」のいいかげんで危険な性質は、幹事長ナカガワの発言からもみてとれる。

私たちは、とても重要な岐路に立っている。
支持率急落が確かなものとして、今日ではない明日へつながることを願ってやまない。

沖縄は一日雨。午前中は雷雨。大気の状態が不安定なんだろう。もうじき梅雨が明けるのかもしれない。

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