宮城康博blog

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権力は白昼堂々憲法を殺しにかかる

Honenuki 《米艦船防護の場合、集団的自衛権の解釈見直しが意見の大勢》yomiuri.07.6.12.1:30

  《  「米艦防護」を議論、行使妥当が大勢 有識者懇》
asahi.07.6.11.21:56

新聞記事の見出しだけ読むと、とても大勢の人が、集団的自衛権の行使を認めるように憲法解釈をするよう求めていらっしゃる。

この人たちって、どういう人たちなの?
そもそも、この「懇談会」ってなんなの?

そんな素朴な疑問に、私が答えてあげ…きれるわけはないので、すこし調べたことを書く。

アベ政権は、このなんとか懇談会や有識者会議のオンパレードである。国会では強行採決三昧。政策決定にあたっては懇談会で共謀三昧。
なんとも危険なアベ政権だが、アベシンゾーがアメリカと一緒に戦争するために憲法解釈を変えたいと思って、打ち出してきたのが、法律に基づく意思決定機関でもなんでもなく自身の決済で簡単に作れる懇談会。

安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」というその会の目的を首相官邸のウェブサイトからコピペすると

我が国を巡る安全保障環境が大きく変化する中、時代状況に適合した実効性のある安全保障の法的基盤を再構築する必要があるとの問題意識の下、個別具体的な類型に即し、集団的自衛権の問題を含めた、憲法との関係の整理につき研究を行うため、内閣総理大臣の下に開催するものです。

ということである。翻訳すると

日米軍事再編を推し進め米国と一緒に戦争するには、法律を変えなければもういくらなんでも無理っしょ。ゆくゆくは新しい憲法をつくるが、それまで待っていられないので、集団的自衛権の行使を認めない憲法解釈を変更したい。ついては、政府から言うと角が立つのでその旨答申して欲しい。

憲法を解釈で骨抜きにしてきた権力が、その解釈も限界だというほど現実を酷いところまで追い込み、最後の仕上げをアベシンゾーはやろうとしている。

国民騙して「新憲法制定」どころか、それまで待てないから、現憲法の骨抜きを完成させて戦争できるようにしちゃおう!というのだから恐ろしい。

この懇談会の設立の動機は憲法を殺すことであり、その基盤は国家権力に対する国民の無頓着にある。

憲法で縛られている権力が白昼堂々憲法を殺しにかかる。
なぜ、そんなことができる。権力をチェックするジャーナリズムがいないからじゃないか。
主権者が寝ているからじゃないか?

この懇談会は、秋頃には答申をする予定のよう。

懇談会のメンバーは、下記12名。
ほとんど改憲論者ばっかりだという。
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岩間陽子 政策研究大学院大学准教授
岡崎久彦 NPO法人岡崎研究所理事長・所長
葛西敬之 東海旅客鉄道株式会社代表
北岡伸一 東京大学大学院教授
坂本一哉 大阪大学大学院教授
佐瀬昌盛 拓殖大学海外事情研究所客員教授
佐藤謙 財団法人世界平和研究所副会長
田中明彦 東京大学教授
中西寛 京都大学教授
西元徹也 NPO法人日本地雷処理を支援する会会長
村瀬信也 上智大学教授
柳井俊二 国際海洋法裁判所判事
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この12名がどういう方々なのか、少し調べてみますね。
沖縄・名護市への新基地建設というアンフェアを止めさせるためにも、こんなことを、まかり通しちゃいけないと思う。

参考にしたウェブ記事等

安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会首相官邸
米艦船防護の場合、集団的自衛権の解釈見直しが意見の大勢(読売新聞)
「米艦防護」を議論、行使妥当が大勢 有識者懇朝日新聞
言いたい!次々発足、有識者会議って毎日新聞

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