宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

俺たちに明日はある…しかし

Frog 自分の手元を離すのを嫌がっているわけではないけど、いよいよ印刷屋さんや次の工程に渡すだんになると、なぜか仕事が重く進みにくくなる。ついつい、ちょっと休憩などといいながら、いろんなことをして遊びたくなる。

 世の政治社会は、いろんなことが噴出してきて、なんかタイヘン。昨日も書いたけど、これで自公が過半数割れしないんだったら、…と考えると怖い。

 蛙がスイスイ泳げる水を、ゆっくり温めていくと、蛙は気づかずに過ごし、やがては「茹で蛙」ができあがるという。私たちは、決して茹で蛙なんかではないといえる自信が私にはない。

 そんなこんなを思いながら、左の画像を作った。足だけが見える蛙は、茹で上がって箸でピックアップされた蛙かもしれないし、自らジャンプして脱出する蛙かもしれない。

 画像は、どこに持っていってもらってもいいです。俳句や短歌などをメールで送ってくれたら、イラスト画像作成たまわります:)

仕事で疲れてボーっとしてるので、詳しく整理して書けないけど、私たちは茹で蛙ではないだろうかと思っている。

名護市に造ろうとしている海兵隊航空基地の問題は、もう10年も経っている。昨年合意された米軍再編で決定したように思っている人がいるかもしれないから、少しだけおさらいしておく。

96年に、日米両政府が「普天間飛行場」の全面返還、そして替わりの基地を造らせろと決定した。97年には、その基地を名護市にある米海兵隊基地キャンプ・シュワブ水域に造ると言ってきたが、名護市民は市民投票で是非の意思表示を行なった。

そのころの私は、役所の広報の取材編集を請け負う仕事をしていたのだけど、仕事もぜんぶなげうって、イマまでの人生で関わる機会のなかったカクシンやクミアイの人々とともに市民投票の活動に精を出した。それまで仕事でつきあっていた人々は、潮が引くように回りからいなくなった。かといって、カクシンやクミアイの人々と、そんなに馬が合うわけでもない私は、それなりに心労しつつ踏ん張った。市民投票は「反対」が過半数を超える結果を出した。

97年に政府が造ろうとしていた基地は、1300メートルの滑走路で撤去可能な海上施設だった。それが、99年に県知事の「軍民共用」の提案で滑走路が2000メートルだっけかな(2500だったかも)に延長し工法も埋立になった。それが、米軍再編で再検討され、現在の形の2本の1500メートル(オーバーランを入れると1800)滑走路を持つ沿岸案になっている。

なぜ、市民投票で否定された計画より、規模が拡大し、環境破壊も著しい工法・位置になるのか。この10年で、環境問題や市民投票の民意や様々なことがらを考慮して計画を撤回するのではなく、ますます酷い案で日米合意して押し付けてくる。これが日米の沖縄に対する意思である。これは、沖縄の負担軽減のための普天間代替ではなく、米軍の軍事的要求で拡大し沖縄の海を壊して、国民の税金で造って米軍に捧げるサイアクの基地新設でしかない。

日本政府がことさらに強調している「沖縄の負担軽減」の内容が、10年でなんで「負担拡大」するのか。“茹で蛙”なんかじゃなく、私らは人間なんだから、こんなみえみえのデタラメがわからないはずがない。

…そう思いたいが、沖縄の選挙結果は、大事な問題をあいまいにして政府と付き合っていく首長を誕生させ続けている。

辺野古の基地建設は、10年前より酷い計画である。私らの社会は、茹で蛙にされるように、確実にだんだん熱くなっている。

沖縄ですらそんなテイタラクだから、自公政権はタガが緩んで調子に乗っているんだと思う。こんな民度の低いデタラメは、遠い沖縄のことだと思っている方もいるだろう。沖縄の人は大変だなぁ、と思っている心優しい日本人もいるだろう。
間違いなく、ぜんぶ自分に降りかかる火の粉だ。
このままでは、あたしら総ざらえでみんな茹で蛙だ。

参院選をどのように闘うのか、組織化されていないバラバラの普通の市民、そんな私やあなたのゆるやかでしたたかな共闘がつくれないだろうか。そんなことを思っている。いい知恵がある人は教えてほしい。

--------

↓バナーのクリック、よろしくおねがいします。地道にマイペースで沖縄で起きていることを、できるだけ多くの日本語を読める人々に伝えていきたいと思います。