宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

私は怒っている

Kawa 名護市は晴天。写真は、事務所に向かう途中にある、幸地川とヒンプンガジマル。

私は怒っている。

9日(水)夜に日本テレビにリーク報道させ
10日(木)午前の記者会見で「施設庁の身分として、作業をやる可能性はあるかも分からない」(シオザキ官房長官)などと言いながら
11日(金)午前には戦艦を沖縄に向け出航させたことを、沖縄テレビで報道させる。

日本テレビといい、沖縄テレビといい、批判的検証をしうる新聞ではなくテレビというメディアを使って、一連の報道をさ・せ・て・い・ることにも、権力の意図が見えて透ける。

久間大臣や官房長官がいわんとしている、自衛隊による警護や警備などという仰々しいことでないから、許されるというような問題ではない。

昨日(11日)の衆議院の委員会では、赤嶺政賢日本共産党)さんが、沖縄テレビの報道を受け急遽質問している。以下に、そのやりとりを書き起こしてみた。

衆議院テレビ(赤嶺氏質問の28:30経過後から当該やりとり)

軍艦が横須賀から沖縄に向け出航したというのは事実かと問われて
防衛省山崎運用企画局長は

「報告を受けていない、軍務の個別具体的な活動については把握していない」

などと述べている。

運用企画局は《自衛隊の行動、国際平和協力活動、部隊訓練、情報通信等に関する事務を処理》する局であり、局長が“異例中の異例”である自衛隊の行動を承知していないというのは、答弁通り信じるわけにはいかない。

久間大臣は、自衛隊キャンプ・シュワブのために出かけることはあるのかと問われ

「ないことはないですね。それは自衛隊というのはあらゆることに対応して、それが国民のためになる場合に法に基づいて可能なことはやれる」

と答弁し、どういう目的だったら可能なのか、その法的根拠等を問われ

自衛隊といえども国の機関ですから、官庁間協力でやることもある。いろんな場合があるので一概にはいえない。たとえば札幌「雪祭り」は官庁間協力の一環、地方自治体からの要請等、いろんな場合がある」

などと答弁している。

おいおい、札幌の「雪祭り」への動員と、「新基地建設」への動員は同列に論じられる話しではないだろう。

自衛隊は、札幌では「雪祭りのために動員され、沖縄では「新基地建設」のために動員される。沖縄は、どこまでいたぶられなくてはならないのか。

横須賀から昨日出航した掃海母艦「ぶんご」は、いま沖縄を目指して航海中である。

「ぶんご」の総勢129名の乗組員は、いまどんな気持ちだろう。
「ぶんご」は、自衛隊掃海隊群一世界を駆け巡って国際貢献してきた軍艦である。
「ぶんご」は、海の地雷である機雷を排除するという極めて重要な任務を負っている。
「ぶんご」は、艦の防御のために掃海母艦の中で唯一「大砲」を搭載している。

名護市東海岸に「機雷」はない。「大砲」を使用する場所もない。
帰ったほうがいい。帰るべきだ。

ここには軍隊に殺された未曾有の民間人の、子どもの骨も、年寄りの骨も、だれにも拾われず、眠らずに晒され続けている。
帰ったほうがいい。日本軍もアメリカ軍も。

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島袋吉和名護市長が、公約を平気で破り「基本合意」したことで、かかる事態を招き寄せた。
外務・内閣府が、ヌラヌラと無為に県内移設を追及し続けたことで、かかる事態にまで発展してしまった。
守屋防衛事務次官が、海に触る米国の拡大要求に妥協したことで、かかる事態に陥ってしまった。
そのほかに、今日の事態につながる名護市の重大な政治的局面で個人的欲望を抑えきれずに、はしゃいだ連中も協力した。
世論調査では反対の意思を示し、投票行動では違う選択をする沖縄の多数の有権者
反対の民意に寄りかかり、事態打開の強い意志と政策を示しきれない沖縄の政治屋も、権力に寄りかかり金を無心するしか能力のない沖縄の政治屋
沖縄への差別など、無視しまくりの大多数の国民も
対米追随しか脳のない政権党の政治家も

みんな、みんな、みんなで、今日の事態をつくりだした
私ももちろんそのひとりだ

「革命でも起こすつもりか」と以前、亡くなった先輩に笑われたことがある
政府が変わらない限り沖縄は変わりようがないと、先輩は諦念を抱いていたのだろう
私は「市民投票の結果を実現するだけですよ、おかしいですかね」と返し
二人で酒を飲みながら静かに笑ったことを思い出す

私は諦念を抱くほどには、期待もしないし、絶望もしない

ただただ、沖縄に生れ落ちたという偶然で、こんな差別を受容するしかないというのを納得する気はさらさらないだけだ。

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明日から二泊三日で、闘病中の兄家族を見舞うため、姪っ子と関東方面へ出かける
しばらく、更新頻度がおちるか、ケータイから旅先のちょっとしたことを報告します

個人的には、
遅々として進まない仕事の迫り来る締切(自業自得)や、様々な事柄で滅入ることも多く、あまりいい精神状態ではない

そんな状況だが、混迷を深める一方の新基地建設を巡る状況に対して
10年近くも関わってきた多少なりの経験と知識を
どうにかして役立てなければと真剣に思ってる

やるにあたいすることはある
きっとだれかが私を必要としている