宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

次の一手

Kokko 写真は、我が家の近くに毎日散歩に現れる近所のニワトリ。夜中にコケコッコーと鳴くのだけは減点ものだが、かわいらしい先住者である。

先週末は、その引越し先の我が家での“小宴”のために、掃除や片付け準備諸々で、怒涛の如き時間を過ごした。

“小宴”のために私は、マグロユッケと野菜中華スープを作り、始まってからはバーベキューの肉や野菜を焼き続けた。連れ合いは野菜サラダとクラッカーオードブルとおにぎりを作り、二人ともお客さんと歓談する余裕もなく、ただただ料理や振舞いに専念した。おかげさまで料理は好評。みんな、それぞれ酒やおしゃべりを楽しんでくれた(と思う)。

姪っ子や、友人や、先輩や、ごく親しい人々を招待しての“小宴”だったからまだ良かったけど、ホームパーティにおいてホストは、事前の準備をしっかりして、始まったら料理を出すだけぐらいにして、お客さんとの歓談を中心にすること。厨房にこもりっぱなしではダメダメ、というのが今回の反省。先輩たちには失礼した。

手がすいて、私が落ち着いて酒のグラスを持てたのは、大方のみなさんが帰った後。気のおけない先輩や友人が数人残っていてくれた。和気藹々と雑談に花を咲かせながらも、どうしても、政治や行政の話しが出てきてしまう。

新しい市議会は、「●●●村議会と同じになった」と嘆く声もあったが、この十年、本当に重い課題を背負い続けた名護市の、市民が選び作った議会である。職員も議会も、切磋琢磨して、名護市民のためにがんばってほしいと思った。
タテオさんの話も出た。市民投票時から立場を異にしたが大好きな人物だった。こんな小さな町で、こんな大きな課題を背負わされ、精一杯、自ら信じるところのまちづくりのために“政治”をした人だった。ブヒ字をさらに変更しようと躍起になっている現市長とはレベルが違う。

名護市が現在要求している変更案は、明らかに仲泊氏が作った浅瀬案への移行である。住民のためなどでないことは、海を滑走路で閉ざされ後方を山で挟まれた生活領域がどうなるかを想像するだけでわかる。
おそらく米軍にとっても、そのほうが、大浦湾側に広大な土地が確保できて、水深の深い軍事港湾とセットでの有効利用が図られるという利益がある。
こんな事態になってくると、ジュゴンの海草藻場破壊を拡大する変更はできないという守屋防衛省事務次官の言っていることが、とてもスジが通っている話に見えてくる。

このままでは、基地建設に反対意思を有する地域住民は、ますます後景に退き、見えなくなってくる。
昨年の名護市長選挙が、とても大事なメルクマールであったことは否めない。度を越したイデオロギッシュなスタンドプレーと、二項対立でしか思考できない騒がしい主義者は見た目以上に大罪である。

嘆いてばかりもいられない、これまで《環境》《地位協定》《行財政》《人権》《選挙》、…様々な領域に抵抗のための因子をねじ込み続けてきた。まだ何かあるはずだ。市民として、ひとりでも少人数でも踏ん張り続けられる何かが。

“小宴”後の夜、しばし、現実の生活の厳しさから身を引き離し、先輩や友人と楽しく過ごしながら、私は「次の一手」を考え続けていた。