宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

アセス

多忙でブログを書く余裕もないけど、寸暇を利用してでも何か書かなければと思うほど、私はブロガーになっている。これは一種の病気。この病理について考えたいと思うが、それは別の機会に:)

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無理して進めようとすると、いろいろなところに不具合が出る。

〈普天間移設〉環境アセスの入札公示 防衛省が見切り発車毎日新聞記事)

造られるものの位置や規模等の基本的なレベルでの主張の違いがあるにも関わらず、《環境アセス》だけ進めようとするのは、根本的なところで法の主旨に反する。

立地の適正そのものから考慮する《戦略アセス》ではなく、明らかに《事業アセス》なんだろうから、事業の基本的な考え方が関係する行政機関で違うなどということは、あまりにも無謀極まりない。このままでは炎上・頓挫することが約束されたような事業のアセスメントに多額の税金を注ぎ込むのはやめたほうがいい。

それにしても、事態はわかりにくい展開をしている。
名護市基本合意し、沖縄県基本確認している。県知事が換わり、事態は新しい展開になっているということなのだろう。

しかし、仲井真氏の選挙時のマニフェストは「これまでの経緯を踏まえれば、現行のV字形案のままでは賛成できません」というものである。
1㎝でも動かせば県知事の面子は立つという説もあるが、面子云々という幼稚な問題でもなかろう。わかりにくさは、仲井真県知事の明確な判断基準が示されていないことにある。
「地元(名護市)の意見云々」という発言もあるようだが、名護市防衛省と【確認】ではなく【合意】しているのに、ここにきて名護市側の浅瀬案復活主張みたいな動きが、さらにわけわからなくしている。市議会の馬鹿げた意見書騒動のおまけ付である。

利権や利益に貪りつきたい利害関係者たちの思惑が複雑に絡み合い、傍から見るとわけわからない状況が推移している。あまり下手な動きを活発にすると、業界と行政の様々なスキャンダルに発展する可能性もある。

いずれにしても、動き出せば相当のスピードで動き出すはずである。これも名護市民と沖縄県民の投票行動の結果とはいえ酷いものである。

前回の基本計画に基づくアセス方法書をみても、まともなアセスができるとは到底思えない。飛行場で使われる機材や飛行ルート、廃棄物の種別など、何から何まで、【米軍】の運用・管理に係る問題である。米軍は、提供施設の排他独占的管理権(地位協定三条)を有している。

アセスを行なうべき主体は防衛省だが、施設完成後の運用実態は米軍次第なんだから、運用責任主体として米軍をアセスに参加させるか、地位協定改定に踏み込まなければアセスはお茶を濁すだけのお遊びに堕してしまう。

そういう問題の解決に汗す(アセス)る市民活動家・政治家・行政機関が必要とされている:)

などとくだらないオヤジの駄洒落が出てくるぐらいには、私は元気で、ここ数日は暑いぐらいの沖縄です。