宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

続・久間発言の波紋

久間防衛大臣の発言が、穏やかにエスカレートしている。

アメリカのイラク政策の誤りを指摘したり、普天間移設問題でアメリカに黙ってろみたいに発言したり。

20070128000018002_1 ちょっと聞きには、私のような批判したがりには"まっとう"そうな発言に聞こえる。しかし対米追随国家で、これら発言が舌禍にならないところに、なにやら政府をあげての作為があるような気もしてくる。ないしは、安倍政権は想像以上にガタガタでダメ政権? いずれにしても、防衛大臣の発言は名護市議会がその"心"に応えた、高市氏のおバカな発言とはわけが違う。

久間氏発言で政府内に懸念もNHK

NHKニュースのリンクが切れるの早いこと早いこと。どこからか、NHKに横槍が入ったのかな?
yahooの毎日新聞記事普天間問題/米国はあまり偉そうに言うなへリンク貼っておきます。
(1月29日19:45)

アメリカ批判発言がエスカレートすると、タイミングをあわせたように、久間氏のスキャンダル報道が出てくる。

久間防衛相、事務所移転巡り届け出怠る(TBS)

政界は魑魅魍魎の類が跋扈するところなんだろうけど、情報の出し入れをコントロールしている、センターがあるか構造があるかなんだろう(ゴルゴ13の読みすぎ^^;

久間氏発言 米政府が不快感表明 「日米安保協委、開けぬ」(産経)

産経のワシントン=有元隆志記者からの記事では

久 間防衛相は国防族の有力議員として毎年のように訪米していたが、国防総省関係者は、「久間氏がコンサルタントを連れてきたことを国防総省は露骨に嫌がって いた。1月の防衛相の訪米予定のときも、この人物が防衛産業関係者を同行させようとしたが、国防総省防衛省が黙認したとして反発していた」と述べ、この 問題も米側と久間防衛相の関係に影響しているとの見方を示した。

という、アメリカの反応が報告されている。
アメリカの軍産複合体が覇権を握る世界の軍需産業に、久間氏(日本国)は参入する回路をこじ開けようとして、アメリカの警戒・抵抗にあっているのかもしれない。
イラク開戦を批判した先の講演で久間氏は

「武器輸出3原則」について「米国と欧州が共同研究するようなものは日本も参加して、世界共通の武器技術ということで(開発を)許していいのではないか」毎日新聞1.24山下修毅記者

と発言している。これは、現在"例外"として行なっているアメリカとのMD共同開発・生産だけでなく、ヨーロッパ諸国との武器共同開発・生産を示唆するものである。

自民党内に同調者が多いらしい久間氏に責任をとらせることはできないが、アメリカに睨まれた日本政府は「同盟の危機」とばかりに火消しに躍起になるしかない。しばらく波紋は残るだろうが、水面下で何かが動き続けていく。

二国間の安全保障条約が、いつから「同盟」になったのか私にはわからないが、どこまでなし崩しで進んでいくんだろう。こんな国家の首相が"戦後レジームからの脱却"などとわけのわからないことをのたまっておられるから、怖ろしい。

Sakura_1

などと、ため息まじりの今日この頃。
そんなふうに、お祭りに浮かれる田舎町の片隅で、呼吸している。

名護市民の10年は、本当に大きな問題に付き合わされた、重い10年だった。

この先どうなるかを見通すのはたやすくないが、いずれにしても、お祭りで、笑ったりホッとしたりできるのであれば、いまは、ゆっくりと、生きる時間を楽しんでほしい。

私は祭りの賑わいから離れて、ひとり曇天を見上げている。…いつもこんな調子だから、人嫌いって言われているらしい^^

写真は、25日に携帯で撮った今帰仁村山中の桜。