宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

措置される日

なんで新聞に記事がガンガンでているのか、ふ~んと、読んでいたら、あっ、そうか、明日は19日か、なんか「措置」の協議会がある日だ。

国、「アセス」提示せず 基本計画も見送り 普天間代替琉球新報
名護市が沖合試案 シュワブ沿岸移設沖縄タイムス
普天間アセス、知事「現状では協力困難」朝日新聞

しかし、この「普天間飛行場移設措置協議会」というのは、すごい名称だよね。

99年が「普天間飛行場代替施設に関する協議会」で、03年が「代替施設建設協議会」。
それらの計画がすべて潰れて、米軍再編であらたな計画を立ち上げ、そうしてできた協議会の名称が《措置》だもんなぁ。

措置を、大辞泉で検索すると、こんな意味である。

そ‐ち【措置】別ウィンドウで表示
[名](スル) 事態に応じて必要な手続きをとること。取り計らって始末をつけること。処置。「万全の―をとる」「適当に―する」 安んじていること。また、物事をそのままに打ち捨てておくこと。

「始末をつける」「処置」だもんな。政府の意気込みが感じられるね。


その意気込みに対して、仲井真/島袋ラインがジタバタ動き出している。

新報によると

仲井真弘多知事は17日夜、知事公舎 で名護市の島袋吉和市長ら北部4首長と面談し、V字形滑走路を沖合にずらした修正案を図示し、使用協定の協議促進への対応を政府に求めていく方針を確認し た

急遽集まり、いろいろ策を巡らしている様子が目に浮かぶ。

島袋市長は「大浦湾の埋め立て面積が少なくなるため、アセスの面でもやりやすくなる」と説明した。

こんな説明に対して「お前は事業者」か、「アセスの専門家」か、と問うてはならない。彼に事業者と、地方公共団体の長という立場の違いを意識できる知性を誰も求めていないのだから。

200701181301 タイムスによると

島袋吉和市長は同日夜、「できるだけ沖合へ持っていってほしいと国に求める。(協議会で)図面を出す」と述べた。(中略)
島袋市長は、試案について議事録に残る正式会合の場で発言する意向を示し、「そうでなければ意味がない」と述べた。

もうすごく、入ってしまっている。
これもまた、防衛省の久間大臣と守屋次官の戦略のうちだとしたら、防衛省恐るべしである。

沖合・南西側への移動に伴い国の特別天然記念物ジュゴンの餌となる藻場の消失面積は拡大するが、名護市は「ジュゴンの生息環境悪化には直結しない。住民生活の安全が最優先だ」としている。

政府・防衛庁は、国際的な批判を回避するために、環境問題に配慮する発言をし続けてきたが、名護市がフライングしてくれる。政府・防衛省としてもこれは議事録に残す価値はあるだろう。

《措置》には、「物事をそのままに打ち捨てておくこと」という意味もある。う~ん、深い。打ち捨てておくと、それぞれが勝手に動き出していく。

明日の「措置協議」がどうなるか、報道を心待ちにしつつ、今日をあわただしく過ごす。

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私用で、一日中屋内の壁塗りをしていた(明日も続くけど)。
左 官屋さんのご苦労と、職人の技の素晴らしさを、しみじみ思いながら、オレってつくづく不器用だなと感心する。……しかし、コテをうまく使えてきれいな平面 ができたときなどは、もしかしたらオレって天才的センスを隠し持っているかもしれないと、時々不遜な自負心が頭をもたげている。平面の広さは、ほぼ15セ ンチ四方だけどね。