宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

転がるように

2002年、軍民共用空港の「位置」が問題になっていた。

岸本市長が「リーフ上」を決断し基本計画は合意されたが、その決断に対して地元(辺野古・豊原・久志)が一任を与えていたかについて、議会ですったもんだしたことがある。

結局「一任」はなかったという事実が明らかになり、あったかのように答弁した助役が始末書のような謝罪文を提出して事態は収拾された。

議員としてのわたしは、その議論の過程で、「リーフ」や「平島」「長島」などが、地域住民にとってどれほどの価値を有するものなのか、様々な事柄を指摘した。

辺野古選出のケンユ議員も、住民の思い入れということについてはなんら反論せず、「リーフ」破壊は極小化する「平島」「長島」は手をつけさせない、それが不文律のように共有された時期がある。

名護市長辺野古の推進派の方々は、とうとうそれらも投げ捨てた。

V字「長島近辺まで」 名護市長、修正幅を明示琉球新報
名護市長「長島含んでいい」/普天間代替施設沖縄タイムス

騒音懸念を口にするが、そのような修正で騒音懸念はどれほど回避されるのだろう。

2007010700000009ryuokithum000 いずれにしても、海兵隊が欲しているのは24時間軍事空港であり、MD訓練もできる海上に開けた場所であり、大型船が接岸できるバースを有す軍港機能である。

軍民共用や使用期限や、“せめてもの条件”をかなぐり捨てた名護市は、転がるように落ちていかざるえない。

人々が守ろうとしたもの、守ると公言していたもの、それをかなぐり捨てるために自らに言い聞かせる言葉、いろんなことに思いを巡らせながら、私の憂鬱は深くなる。

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県に対して「変更なら理由を」と、防衛省首脳が求めるのは当然のことのように聞こえるが、変更には科学的根拠が必要でそのデータが得られるはアセスだから、アセスを受け入れろと迫るのは、少し無理があり過ぎる。

アセスの「方法書」には事業計画が必須で、その事業計画が定まらないのにアセスが始まるのはおかしい。

防衛省は現計画でアセス手続きを進め、調査結果次第で修正議論は行なうとしているが、具体的受け入れ条件を欠く沖縄県は、名護市と一緒で、ずるずるとその言い分を承諾する可能性がある。

いずれにしても、アセス手続き以前の「事前調査」としての海域調査は、認めることになるだろう。

ずるずると、稲嶺・岸本ラインよりは、スピードアップしたずるずるで、仲井真・島袋ラインは、防衛省とともに先に進んでいくだろう。

これも県民市民の選択である。
私は抗うための適確な行為と、抗うことの道理を語る言葉を探し続ける。