宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

藻場移植

朝日だけが報じていると前の記事に書いたが、琉球新報が昨日《普天間移設V字案、藻場移植調査へ》と報じている。

新報の記事による概要は次の通り

  1. 2006年度の補正予算案に調査費1000万円を計上/25日召集の通常国会で予算成立後、年度内にも業者を選定し、調査に着手。
  2. 同庁は「代替施設建設によって影響を受ける藻場への対応を考える必要がある」と説明。
  3. 同庁は「今回の調査はあくまで政府案の実施を前提としたものだ」と説明し、長官発言とは無関係であることを強調
  4. 建設影響が予想される藻場面積は10―20ヘクタール程度と見込まれ、調査では文献資料の分析を中心に、藻場の移植可能性を検討する。現地調査は未定。
  5. 同庁が実施を急いでいる環境影響評価(アセスメント)とは別調査だが、「アセスにも資する」(同庁関係者)内容とする考え。

朝日とニュアンスが違うのは、長官発言との関係を否定していることかな。

藻場の移植調査(実験)については、泡瀬干潟でも惨憺たる状況だし、米国の事例でもまず成功は不可能との専門家の証言があった。

こんなことは、“海上ヘリポート”だって“軍民共用空港”だって、検討されてきたことだ。
ご苦労なことだが、同じところをグルグル回っている。

長官発言が目指すであろう《浅瀬案》どころか、現行の《V字案》ですらが、大問題を抱えている。

軍民共用空港案のお葬式の際に、きちんと議論し問題点を整理せず、名護市だけが受け入れているという「政治的理由」のみで、自然度の高すぎるシュワブ沿岸をあきらなかったつけは大きい。

あぁ、こんな政府と沖縄側行政には、なんの期待も持てない。

仲井真知事は、V字案を認めないとしているが、いかなる解決策を考えているのか。
いまのところ、報道からはなにも見えてこない。不気味というか奇妙というか……