ブヒ字続報
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最近のわたしは、どうもグチっぽくていけない。…と思いつつも、言わなきゃいけないことは言っておこうと思う。ご勘弁を。
沖縄タイムスの今朝の朝刊が、「政府「緊急時」は容認/V字・双方向飛行」と、V字滑走路についての続報を伝えている。
【東京】発の記事は、衆院安全保障委員会での防衛庁長官や防衛施設庁長官の「緊急時」に関わる発言だが、驚くに値する内容は含んではいない(とわたしは読んだ)。
共産党の赤嶺氏の「米軍の沖縄における『緊急時』は『どんな場合でも』ということになる」という批判は正当である。
日米合同委員会合意である騒音軽減措置における《緊要と認められる場合を除き》が常態化している嘉手納や厚木や横田や普天間周辺の人々にとっては当たり前田のクラッカー的批判である。
地元北部の反応記事がスコブルいい味出している。
名護市側の反応は
「四月の基本合意の前提が崩れる」
「名護市への説明では、双方向飛行の話は一切なかった。基本合意の前提は、住宅地上空を米軍機が飛行しないことだ」
「これなら滑走路は一本で済んだ」...そのとおぉりぃ~ww
ということだが、
普天間で好き勝手飛んでいるものが、名護市に来たら「基本合意の前提」通りにおとなしくなると、名護市は本気で思っている(いた)のだろうか。沖縄 のみならず日本国中の米軍基地で起きている《事実》に目をそむけて耳をふさぎ口をとじて、そんなことを信じろというほうがおかしい。
そのうち
「滑走路を使うのは固定翼機であって、今回移設されるヘリではないから、『基本』ではなく『例外』的な『緊急時』の措置です。ご理解賜りたい」
と政府に言いくるめられ認めるのは目に見えている。
さらに
「米軍は戦闘機の使用を想定しておらず、その場合の固定翼機も騒音の少ないビーチクラフトみたいなものだろうと思われます」
ぐらいのおまけつきだろう。
ヘリ部隊のためにそんな「滑走路」がなぜ必要なのか、あの広い埋立スペースはなんなのか、そんなことを問うこともできないだろうな、ブヒ字万歳の名護市では。
新聞は「政府への不信感が強まることは避けられない」と書くが、普天間移設受け入れを大型公共事業(プラス北部振興策付)としか考えていない名護市に、政府に対する信頼や不信があるはずないじゃない、と思うわたしはあまりにも名護市への不信感がありすぎるだろうか。
ちなみに、わたしの回りの名護市民で、V字滑走路になったからといって陸域を飛ばないなどと信じている人はひとりもいない。それは「軍事常識」じゃなく「一般常識」だと思うよ。
沖縄の新聞も「歌舞伎プレイ」を助長するのはやめたほうがいい。
名護市への基地建設は、沖縄における「負担の軽減」ではなく「負担の恒久化」なのだという《事実》を、地元紙のプライドと能力を総動員して取材と検証ではっきりさせるべきだろう。それぐらいには、この「米軍再編」という琉球処分は重い。あまりにも重い。
あぁ、やっぱりグチになった。どうにかしようよ、ほんとうにもう。
というわけで、今日も読んでくれた、あなた、ありがとう。