宮城康博blog

沖縄・自治・徒然…Ten Thousand Light-Years from Home

ブヒ字の憂鬱

左側に《ギリギリKの会》へのリンクを貼っています。
公選法を遵守し《会》のページ更新は止まっていますが、リンクされている個人ブログで選挙の状況等の様子がわかるかもしれません。

それにしても、ここまでやるかな。那覇方面は大変な状況になっているね。
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自民党郵政造反組を一括復党させるらしい。まぁ、《IQの低い小泉支持層》を狙った「劇場政治」の演出だったのだろうから、たいした問題じゃないのかもしれないが、愚民政策ここに極まれりという感がありますね。有権者はなめられたものだ。

沖縄の自民党は「いいことだ、小泉政権はやりすぎた」などとコメントしている。事大主義・長いものに巻かれろ主義・日和見主義・拝金主義の沖縄自民党らしい立派なコメントだ。

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Vji_3本日の地元新聞朝刊は両紙とも、共同配信で「米側がV字滑走路に双方向の進入灯を求めている」ことを報じている。くだらない《マジック》で基本合意(左図)した日沖の政治の貧困が腐臭をたてはじめている。

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沖縄タイムスは、一面トップで「V字滑走路 双方向使用/集落の上空飛行も」と報じている。

米政府関係者の「必ずしも集落上空を一度も飛ばないという約束はしていない」とのコメントと、日本政府関係者の緊急時や有事でも『絶対に片側から進入せよ』とは言えない」というコメントを掲載している。

まぁ、普通に考えて軍事飛行場という特性と安全性を考慮したら、それをまるで無視した「政治的」な一方通行規制は危険極まりないということになるだろう。

社会面では「軍の論理、地元愕然/V字根拠崩壊」と反応を報じている。

県知事選挙に自民公明の推薦で立候補している仲井真氏は「現行V字形案には反対ということに尽きる」とコメントするが、ことばはどこまでも空疎に響く。

政府与党の推薦を受けて、V字滑走路で防衛庁長官と合意した名護市長をはじめとする名護市経済団体のバックアップを受けているのは、なにかの冗談なのだろうか。

Yosikazu_2 外遊中のブヒ字合意張本人の名護市長(左写真)に変わり、末松助役は「(飛行ルートは)今後の政府との協議会の中で使用協定に組み入れる」とコメントしている。

どこの世界に、法律や条約を超える「使用協定」などがありえるのだろう。飛行ルートは地位協定三条や航空法等適用除外の特措法がある限り、米軍の意のままである。

名護市がどのように「条件」を突きつける「交渉人(ネゴシェーター)」の役柄を演じようと思っても、このような茶番劇の幕はもう降りている。軍民共用空港で8年間も続けた「歌舞伎プレイ」 の幕を、政府が一方的に降ろしたのは今年5月のことである。高い出演料を得たい役者(名護市)が出番を求めても、相手役(日本政府)はもう次の芝居に移っ ているのである。観客(日本国民・米国政府)もウンザリするだけで、異議申し立てを続ける普通の市民を無視したこの芝居は終わりにしたほうがいい。…ブヒ 字の憂鬱は深い。

昨日「建議書」のテキストをネット上では読めないと書いたが、今日読み直していた比屋根照夫さんの「近代沖縄の精神史」のあとがきで、建議書の一部分が引用されていました。紹介します。

「沖縄に存在する米軍基地は、米軍が占領軍としての権力と、絶対的、排他的な《施 政権》によって、民主主義の原理に違反して、県民の意思を抑圧ないし無視して構築、形成されてきたものであります。そして、その基地の存在が県民の人権を 侵害し、生活を圧迫し、平和を脅かし、経済の発展を阻害していることは、さきにも指摘した通りであります。平和を希求している沖縄県民は、軍事基地に反対 し、その撤去を求めているのであります」

この建議書を《幻》にした日本政府の意思は、沖縄の状況は、35年を経た今日もなにひとつ変わらない。
沖縄には(おそらく世界には)「冷戦」などなかった。朝鮮半島や、ベトナムアフガニスタンイラクと殺戮を続ける米軍がそこにある。なにひとつ変わらない「現実」がそこにある。
県知事選挙の結果がどうなろうと、わたしたちはあきらめるわけにもいかない。だれのためでもなく。