比嘉鉄也論
1997年12月24日は遠くなりにけり。しかして我々はすべてを忘却の闇に捨て置きたるにあらず。過去は死なず、現在を根源から問うべく現在に息づいている。 我々の苦悩は、困窮は、諍いは、あの日にはじまった。 市民投票の結果を踏みにじり、当時の比…
私たちは思う。たかだか人口6万の名護市の市長選挙で、在沖海兵隊の新基地建設問題が問われることの不条理を。政府民主党は選挙時の公約に従い県外移設を早く決定すべきだ。現行案を残した「見直し」というのは、現行案に舞い戻る可能性を高く残している。…
名護市では土建業者を中心に不在者投票への大量動員が行なわれているらしい。もちろん対抗する陣営では監視体制がつくられ、不正を抑止・牽制もしている。市民投票以来、おなじみの光景。名護市の基地誘致勢力はタガが外れている。 夜中に名護市長選挙のこと…
今日、各新聞社がいっせいに市長選挙に関する世論調査結果を報じた。 「稲嶺氏やや先行 島袋氏猛追」(琉球新報) 「稲嶺・島袋氏 激しく競る」(沖縄タイムス) 読売新聞も「稲嶺氏先行」で報じている。タイムスと共同で調査を実施した朝日新聞も。各社の調…
1997年12月21日を忘れたことはない。起点であり終点となるべき、私にとって名護のまちづくりの基点である。 経済振興を渇望する気持ちを制して、名護市民は基地建設反対の意思を明確にしたが、それを踏みにじり比嘉鉄也氏が首相官邸で基地受入れと市長辞…